
「せっかくだから、ちょっと寄って行かねが?」
「いいねえ。行ってみっか。」
「A氏、場所覚えった?」
「大丈夫だね。」
「じゃあ、ちょっと寄り道。案内頼むな。」
「いいよ。」
キノコ採りの帰り道の話である。
寄り道するのは、無人販売所。
売られているのは、怪しいものではありません。
美味しい美味しいリンゴなんです。
フルーツ王国山形は、勿論サクランボや西洋梨の生産日本一。
だけど、それだけじゃないんですね。色々なフルーツが、全国上位の生産量を誇っています。
そのうちの一つがリンゴです。
確か、全国第4位のはずです。
県内各地で栽培されているんですけど、多分朝日町のリンゴが最も評判がいいはずです。
(「多分」とか「はず」を使わざるを得ないのは、張り合っている市町村がいくつかあるせい)
帰り道、ちょっと寄り道できる程度の場所にあるので行くことになりました。
賽銭箱ならぬ、塩ビ管の貯金箱みたいなやつに300円を入れて、好きな袋を選んで持ち帰りました。
袋の中には、いろんな種類のリンゴが入っていたんですけど、その中に『紅玉』があったんですね。
これは、作らなければなりません。アップルパイを!
なんだかんだ言いながら毎年作っているんですけど、今年は、少々思うところがあって、ちょっと遊んでみることにしました。
それでは行ってみます。
下ごしらえ・調理の部
・リンゴ半分ほどの皮を剥いて、薄切りにします
・皮ごと耐熱ボールに入れて
・砂糖60gとレモン汁少々を加えて
・600w3分レンチン
・シナモンも加えて更に2分間加熱
・リンゴの実が赤く染まります
・冷凍パイシートに、型抜きで適当に穴を開けていきます
・味の染み込んだリンゴを挟んで、三角に折ったら、フォークで継ぎ目を閉じます
※やっぱり、適当はダメだわ。カッコ悪い。ちゃんと計算して穴を開けるべし
・卵黄を表面に塗ってオーブンへ
※この辺では、もう、自暴自棄になってます。でも、最後までやらなきゃ
・170℃のオーブンで11分加熱
あれれれれ???
意外と可愛くできたじゃないの。
家族も喜んで食べていたので、気を取り直しました。
えっへん!どんなもんだい。
今回は、折りたたんで挟むタイプのアップルパイなんだけど、焼いた後に、せっかくきれいに染まったリンゴが見えるように工夫してみたんです。
生地に切れ目を入れて重ねるタイプとか、薔薇のアップルパイみたいな方法もあるんだけど、多分これが一番簡単だと思います。
結論としましては、結果良ければすべてよしということで、
めでたしめでたし
この次は、もう少し丁寧に遊んでみたいと思います。
美味しそう。見た目の工夫も大事ですね。
コメントありがとうございます。
リンゴの皮の色移り(?)不思議だけど、おもしろいですね。
食べる人もだけど、作っていても感動してしまいます。
はい。見た目も大事だと思います。
・・・いい加減なマタギだけど。