山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

美味しいムキタケを更に美味しく

2022年11月04日 | キノコ料理

 ムキタケは、非常に美味しいキノコである。その独特の食感から『山のフカヒレ』と呼ばれる。また、肉厚で出汁の旨みとともに熱をため込むため『ノドヤケ』とも呼ばれる。我が家でも、もちろん人気が高いキノコである。

       今回戴いてきた『山のフカヒレ』

 このキノコ、非常に美味しくて、ある程度キノコを知っている人々からは、こよなく愛されているのだが、ポピュラーにはならない。最大の理由は、毒キノコとの誤食があるからだろう。

       こちらがツキヨタケ(毒)

 確かに、形状や生育場所がよく似ているんだけど、見分け方は慣れてしまうと難しくありません。信頼出来る人と同行して収穫し、ぜひ味わって貰いたいキノコです。

 さて、その美味しさを堪能するために考えた料理は ≪けんちん汁≫ です。ムキタケの味と食感を楽しむとともに、寒い日に身体が温まるポカポカ料理なんですよ。早速、いってみましょう。

 下ごしらえの部

 ・具材を用意します

       おおっ、八宝菜になってる!

 ※火の通りにくそうなものは薄めに。あとは、一口大を基本に切り分けました。

 ※コンニャクは湯がいて、里芋は皮剥きのための下茹でが済んでいます

 ・鍋にゴマ油を敷き、硬い方の野菜を軽く炒めてから鶏肉投入(すぐにコンニャクも)

       使った調味料です

 ・水1ℓで煮立ててから使用します

 ・沸騰するとアクが出るので丁寧にすくったら調味料を投入

 ※醤油大さじ1強に塩小さじ1と顆粒だし適量加えて待機

 ※里芋(既に加熱済み)と味噌は、最後です

 ※時間があれば、ここでじっくり冷まして味を染み込ませます

 ・食事の時刻に合わせて里芋を入れ再加熱。浮いてきたら味噌を加えて完成

       いただきます!

 これが熱々トロトロで美味しいんだわ。身体の芯から温まりました。

 そして、翌日。残り半分のけんちん汁をそのままいただく手もありなんだけど、一手間加えることにしました。作るのは、≪餡かけ焼きそば≫

 

 ・昨夜の鶏もも肉の残り1/2枚を切り分けて塩コショウ

 ・長ネギ1本を斜め切りにして、オリーブオイルで炒めました

 ※昨夜のけんちん汁に混ぜて、オイスターソース小さじ2塩少々を加え、味を整えました

 焼きそばに取りかかります。

 ・滑りのよいフライパンに焼きそばの麺を広げて中火で3分。裏返します。

 ※今回は、『蒸し焼きそば』(これが一番安い)を使いました。

 ※結構固まっているので、2食分を600w1分30秒でレンチンするとほぐれました

 ・麺は、『餡』を作る前に皿に盛り分けておきました(手が足りなかった)

 ・けんちん汁に水溶き片栗粉(水と片栗粉各大さじ2)を加えて混ぜながら沸騰させます

 これで、焼きそばの餡に大変身!

 ・皿に盛り分けておいた焼きそばに回しかけたら出来上がり

 かなり美味しいです!

 トロトロ熱々の餡が焼いた麺に絡んで、極めてウマウマであります。もちろん、あっという間に完売しました。

 いやあ、面白かった!そして、旨かった!

 なんとなく、イケるかなとは思っていたんだけど、これほど美味しく仕上がるとは。

 晩秋キノコの代表、ムキタケ。やっぱり、すごく優秀です。けんちん汁は、文句なく美味しいんだけど、この餡かけは、応用範囲も広そうです。別の料理も含めて、まだまだ楽しめるでしょう。

 あらためて、ムキタケのポテンシャルの高さを実感することが出来ました。

 山の神様、ありがとうございました。これからも、よろしくお願いいたします。



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