手の内の形。
博多屋武道具には「悟」という名からして正眼を悟るような「悟る」の漢字があてられています。
この「悟」籠手が分かるようであれば正眼の極意に近づいていると見ることが出来ると思います。単に手首が自由が利く籠手として、いろいろなメーカーが真似ておりますが、究極が違います。まさに正眼を「悟る」とは、博多屋武道具の「悟」籠手のようになる、成らざるを得ない形。
いつどの流派、先生から始まったか定かではないが、構えが「拳一つ」とする構えが正しいのか?少なくとも腰に大刀の鞘と小太刀を差していてそんな構えが出来るのか。
北辰一刀流は明らかに違う。
また、ある有名な先生の出版された本には「親指と人指し」で握る手が紹介されておりますが、私のいる韓国では手の内握りが「こうだ」と思い込んで指導者まで真似ています。
残念なことです。
北辰一刀流「千葉周作遺稿」には明確に握りについて説明されております。
1キロ前後或いは1.5キロの剣を使うにはどうすべきか?
主に竹刀や木刀しか使用しない現代剣道は、剣の原理を完全に忘れてスナップ剣道に陥っている現実です。(見よう見真似で来た剣道ですから仕方ないかもしれませんが。伝統的に見て盗むとも言いますので)
基本素振りに全てが含まれている内容です。基本素振りはバトミントンなどのようなスナップではない。
手の内は全て繋がる重要なものです。剣道だけでなく居合道の納刀や柔術の合気道まで繋がる重要な極意を秘めていることが分かりました。
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