八月二十三日(土) 晴
「平成二十六年度 皇學館館友会全国大会 岐阜県大会」がホテルアソシア高山リゾートにて開催された。 全国大会開催地は毎年各県持ち回りで開催されており、今年は岐阜県高山市にて開催。
館友会とは、皇學館卒業生が毎年八月下旬の土曜日に集う、同窓会に近いOB会。
私は皇學館出身ではないが、7~8年前より特別会員として館友会事務局・写真撮影担当&空手部関係者として出席させて戴いている。
当日早朝、昨夜の睡眠時間4時間という過酷な状況の中、コンビニでメガシャキを購入&一服後、南さんのお宅まで移動。 南さんの車両に同乗して飛騨高山まで約4時間かけて移動し、10:00 頃ホテルアソシアに到着。 諸先輩方々と挨拶を交わした後、15:00 過ぎまで南さんより自由時間を戴く。 感謝合掌
移動途中、ひるがの高原SAにて高山ラーメンを食す。 醤油味&細麺。 スープがちょっと温かった・・・。夏バージョンかも。 またもや写真撮影を忘れる・・・。 冷たい牛乳が美味い!
山深く空気が美味い。 ゆるやかな風が吹いて気持ちが良い。
前回、飛騨高山を訪れた時は、皇學館大学 前理事長・上杉千尋氏の葬儀に参列した翌日に、宮川朝市と高山祭屋台会館を見学させて戴いた。 その後すぐに白川郷見学へ出向いたので、市内を散策する時間があまりなかった。 今回は高山陣屋へ足を運び、のんびりと市内観光を満喫する事が出来た。 江戸時代、飛騨地方は徳川幕府の天領だったので、代官(郡代)の役所、役宅、蔵として高山陣屋が設置されたとの事。 歴史を感じ、江戸時代を勉強するには最高の建築物である。 歴史フリークには堪らない物件だ!
今回初めて山岡鉄舟が飛騨高山で10歳から17歳までの青春を過ごした事を知り驚いた。 幕末・維新の時代において、私が一番好きな人物が中村半次郎であり、二番目に好きな人物が山岡鉄舟(旧姓:小野)である。
山岡鉄舟を題材にした本「始末におえぬもの」は未だ拝読してないので、鉄舟の親父殿が飛騨高山の郡代として赴任されている期間、鉄舟が17歳まで当地で育ったとは知らなかった。 その後、鉄舟は江戸へ上がり小野家から山岡家の養子となり、幕末~明治時代に活躍された。 江戸城無血開城において一番重要な役割を果たした人物である。 若かりし頃の明治天皇の教育係としても有名。
高山陣屋の説明。
高山陣屋正面。
正面玄関。
御役所~御用場を過ぎると、役宅部・書院造りの居間へ。
武家屋敷らしい「孝」と「忠」の掛け軸。
使者之間。 太った腹が苦しくて駕籠には乗れない・・・。
御白州。 竹駕籠の中に村田憲彦を探すも既に逃亡済???
残念ながら、山岡鉄舟の資料部屋は写真撮影禁止となっていた。
高山陣屋拝観後、多くの観光客が集まる古い町中を散策して飛騨蕎麦を食す。 美味し! 一週間前の豪雨で川が氾濫してダメージを受けたとの事だが、早急なる復旧作業で町中は普通の状態に戻っていた。
町中の観光地は歩いて散策可能。 直射日光は暑いが、心地良い風が吹いていた。
酒屋で一杯飲りたかったが、運転しなくてはいけないので我慢。 飛騨の地酒、清酒もにごり酒も美味い。
飛騨牛にぎり寿司(一皿・二カン)店頭テイクアウトの店に大行列。 私は別の店でざる蕎麦を食すが、またもや写真撮影を忘れる。
14:00 を過ぎたあたりで高山駅前のホテルにチェックインし、暫し休息。 15:00 にホテルアソシアへ移動し、南さんと合流。 今回の岐阜県大会のまとめ役(事務局)である、南さんの空手道部の盟友・飛騨山王宮日枝神社宮司・奥洞憲仁氏と奥方の恵子女史と軽い打合せを行う。 大学時代、南さん、大野宮司、奥洞氏の3名に刃向かう事が出来る者は皆無だったようだ。(同時代を知らない私だが、普通に理解出来る)
ホテルアソシア高山リゾートにて開催された「皇學館館友会全国大会 岐阜県大会」会場。 総会の一コマ。
記念講演「ニュージーランドから見た日本」の講師・ニュージーランド大使館 ジェイソン・リーブス商務参事官御夫妻(左)と、岐阜県大会事務局・飛騨山王宮日枝神社宮司 奥洞憲仁・恵子御夫妻(右)。
記念講演終了後、ミュージアム飛騨にて木製椅子・テーブル等、地元産家具類や建築技術道具を拝観。 ホテルへ戻り館友会のメイン・イベント「懇親会」が始まる。
懇親会が始まる。 飛騨高山の祝い唄「めでた」が出るまで自席を離れる事は許されず、食事を堪能する時間となっている。
日本酒に合う地元の一品。 この後いろいろ食事が出たが、ローストビーフが美味かった。
祝い唄「めでた」。 張りのある声が会場に響き渡る。
引き続き、国重要無形文化財「徳兵衛獅子」が始まる。
通常は春のお祭り(日枝神社)と秋のお祭り(八幡宮)でのみ披露される獅子舞だが、今回は特別に会場にて披露して戴いた。
大きな動きで迫力ある獅子が4匹同時に舞う。 初めて見る独特の獅子舞に感動止まず。
ベテランと若い伝承者達により、見事な徳兵衛獅子が披露された。 感謝合掌。
奥洞御夫妻と岐阜県館友会の方々。
同じく岐阜県館友会の方々。 大変お世話になりました。 感謝合掌。
左より、館友会本部事務局長であり、南さんの空手道部先輩・鈴木正博氏、日本空手協会師範であり鈴木氏・南さんの大先輩・四宮裕爾氏、戦前の神宮皇學館大学卒・寮歌を披露される星田道夫氏、皆様御存知の南英雄氏。 押忍!
館友会全国大会の〆である寮歌を歌われる星田氏。 参加者全員180名以上が輪となり唱和する感動のシーン。 楽しい余韻に浸りながら閉会となる。 その後、四宮さん、南さん、岩田さんと当方の4人で、高山駅前の居酒屋にて一献。
地元のにごり酒で一献。 諸先輩方々は清酒にて一献。
高山名物・漬け物ステーキ。 飛騨牛と共に私が愛する一品。
その後、高山ラーメンを食べに行くとの事で追従するも、私は生ビールのみ注文。 先輩方の食欲には驚いてしまう。 深夜00:00となり、全員でホテルへ戻り就寝。 爆睡!
八月二十四日(日) 雨
翌朝、南さんは法事参列の為、朝一番の電車で帰宅された。 私は一人ホテルで朝食を戴いた後フロアを歩いていたら、四宮さんと遭遇。 四宮さんは白川郷ツアーに参加されるとの事で、出発までお付き合いさせて戴く。 その後、雨の中を歩きたくないので、一人運転して帰路へつく。 久しぶりに運転中にラジオ番組を聞いて、わけもなく楽しい気分となる。 何故だ?
帰路途中、御在所SAにて好物のトンテキ定食を食す。 またもや写真撮影を失念・・・。
食後の睡魔と壮絶な闘いを続けながら暫く走行していたが、敗北の色が濃くなってきたので仕方なくPAにて停車し、缶コーヒーを飲んで深呼吸。 その後、睡魔に襲われる事なく無事帰宅する事が出来た。
写真の整理をする気力も無く、ちょいと昼寝。 その後、先週のブログ作成&アップを行い、昨日電話を戴いて応答出来なかった方々へ順番に電話していたら、あっという間に 20:00 。 一日はあっという間に過ぎていくと思いながら、”だいちゃん”にて一献。 帰宅後、爆睡!
明日から写真整理・・・。 撮影時間と同じ時間が必要・・・。 ブログの作成も・・・。
それでは、また。 ごきげんよう。