竹原3ラン成瀬13勝ロッテ2位 9.4.スポーツニッポン(概略)
【千葉ロッテロ3―2西武】・・・千葉ロッテが逃げ切り、2位に浮上した。打線は4回に竹原直隆の3ランで先行し、これを3投手の継投で守り抜いた。
成瀬善久は7回2失点、自身7連勝で13勝目を挙げた。小林雅英が24セーブ目。西武は4連敗で、成瀬善久には今季6勝目を与えた。
<毎度あり~西武から6勝>成瀬善久は7回、先頭の和田から3連打を浴び、犠飛も許して2点を失った。リードが1点に縮まり「もったいない。
神経を使い過ぎて逆に制球が甘くなった」と悔しがった。とはいえ、6回まで丁寧に内外角を突き、1安打に抑えた投球は見事だった。
今季7度目の西武戦とあって配球を工夫。2巡目は直球で押し、3巡目に入るとチェンジアップを多く投げた。
「7回につかまったが、先発としてはいい投球はできた」。今季西武から挙げた6つ目の勝ち星に満足げな表情も浮かんだ。
この登板でプロ入り初めてシーズンの規定投球回をクリア。まだ1敗しか喫していない左腕は、勝率のタイトル(最優秀投手賞)の条件である13勝にも到達した。
首位日本ハムとは2・5ゲーム差に縮まった。いまは個人のタイトルより、チームの勝利を最優先に考える。「これからは負けない投球を目指す」ときっぱり。
21歳に頼もしさも備わってきた。
<感想>
成瀬善久が又がんばってくれた。
なぜがんばれるの?投球内容を見るとよく分かる。
成瀬善久はこの試合、7回まで、西武打者26人と対戦しているが、なんとそのうち19人の打者は、2ストライクを取っている。
ストレートの四球1人。2-3は、1人。1回・3回・4回・5回・6回は、3者凡退。
しかし7回は・・・・・・先頭3番・和田は、2-2からヒット。4番GG佐藤は2-1から、ヒット。5番カブレラは、2-3からタイムリーヒット・1点。
6番中島は2-1から犠牲フライで2点目。1アウト。7番代打・高山は2-1から三振・2アウト。8番細川は、2-2から2ゴロ3アウト。
残りの打者は、初球打ちが2人。その他は1-0.0-1.1-1.1-3.0-4.・・・・。
7回は、先頭打者から3連打・・2点献上となったが、成瀬善久の投球は、各打者を2ストライクに追い込んで、カウントをよくして打者を追い込んでいく投球だ。
8回は薮田安彦は1安打打たれたが、0封。9回は、小林雅英3者凡退。
成瀬善久の好投が、ベテラン2投手の好投を引き出したような感じの試合だった。感激した。
1人1人の打者に、対決していく姿勢は、日本ハムのダルビッシュ投手とは異なり大人しい。それも成瀬善久の魅力だ。
昨季後半から好投して、成瀬善久はヒーローインタビュー受けているが、ようやくインタビューになれてきたようだ。
はじめは・・・・・・見られないヒーローインタビューだったのに・・・。
頼もしい投手に育ってしまったね。
千葉ロッテでは、もう1人くらい若手で、成瀬善久投手のように成長して欲しい。150キロボールを投げられる・・あの投手は、今はしているのかな?
竹原直隆・・・ごめん。3ランに感激したが、成瀬善久のことばかりで・・・・
次回のヒーローでは何か書きます。