先日、画家の小泉淳作が亡くなった。
小泉淳作は日本画家で、鎌倉の建長寺と京都の建仁寺に龍の天井画をかき、
東大寺には大作の襖絵をのこしている。
その作風は不器用なほど生真面目で、決して自分と芸術性に妥協しないものだが、
どこかユーモラスな味のあるものだった。
じつは小泉を知ったのは去年のことなのだ。
日経新聞に履歴書を連載していて、それを読んで猛烈な興味を持った。
小泉は国会議員の息子だったが、父親は豪傑で、兄弟の母親がみな違うという家庭に育っている。
画家になってからは長いあいだ売れなかったが、近年人気がでているのである。
それは作風が重苦しいためだったからだと思う。
執拗に、見ていると息苦しくなるほどかきこんだ絵は、よい絵でも、人気はないのだ。
世の中、わかりやすくて気持ちのよくなる、薄っぺらなものが好まれるから。
昨年の北海道ツーリングでは、六花亭の運営する中札内美術館に小泉淳作美術館があると知って見にいった。
たくさんの作品と製作風景の展示があった。
人気はないが、よい絵をかいた画家がなくなった。
いや、今や大人気の画家が亡くなったのだ。
小泉淳作美術館訪問記ーー巡礼編もどうぞ
小泉淳作は日本画家で、鎌倉の建長寺と京都の建仁寺に龍の天井画をかき、
東大寺には大作の襖絵をのこしている。
その作風は不器用なほど生真面目で、決して自分と芸術性に妥協しないものだが、
どこかユーモラスな味のあるものだった。
じつは小泉を知ったのは去年のことなのだ。
日経新聞に履歴書を連載していて、それを読んで猛烈な興味を持った。
小泉は国会議員の息子だったが、父親は豪傑で、兄弟の母親がみな違うという家庭に育っている。
画家になってからは長いあいだ売れなかったが、近年人気がでているのである。
それは作風が重苦しいためだったからだと思う。
執拗に、見ていると息苦しくなるほどかきこんだ絵は、よい絵でも、人気はないのだ。
世の中、わかりやすくて気持ちのよくなる、薄っぺらなものが好まれるから。
昨年の北海道ツーリングでは、六花亭の運営する中札内美術館に小泉淳作美術館があると知って見にいった。
たくさんの作品と製作風景の展示があった。
人気はないが、よい絵をかいた画家がなくなった。
いや、今や大人気の画家が亡くなったのだ。
小泉淳作美術館訪問記ーー巡礼編もどうぞ
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