防府JC50周年 理事長ブログ

防府JC 第50代理事長のほぼ毎日を発信!

裸坊祭り

2009-04-28 11:41:44 | Weblog
昨日は公職で裸坊祭りの会議に参加してきました。年々参加人数や観光客の減少で祭りの活性化の対応策が話し合われました。昭和40年ごろには四国や九州からも観光客があり100万人を超えるような祭りだったそうです。それが今日では10分の1にまで減少しています。伝統文化の継承ができない深刻な問題です。
時間帯の変更やメディアを使った宣伝・見せ方など多くの意見が交わされていましたが、僕の意見はちょっと違います。昨年、東京のむさし府中の御祭りを拝見する機会があり感動しました。それは本当に盛り上がっていることや観光客の多さです。この盛り上がりは、各自治会や地域活動が基盤です。JCメンバーもいましたが、各地域に帰り各地域の神輿を子どもから年配の方まで同じ格好で行っていました。メインでは子どもは入れませんでしたが、外から親の勇姿を見て、いつかあのようになりたいと思ったことでしょう。地元の方に愛されることこそがふるさとの大切なお祭りです。それが防府では、企業や団体での参加を中心にしています。企業は景気がいいときには元気があるでしょうが、逆に悪い時には参加さえ出来ない状況も考えられます。これは団体も同じことです。また親の勇姿を見た子どもも、就職先で祭りに参加しない企業ならば個人参加するしかありません。これは問題があると僕は感じます。地域活性化を図るには企業ではなく各地域です。全国的に有名な御祭でも頑張っているのは地域です。岸和田のだんじり祭りも博多山笠も同じです。だから就職先が地元ではなくても年に1回御祭の日に帰郷して地元のみんなとふるさとを盛り上げ伝統文化を大切にしていると思います。どこにいてもふるさとを愛するまちづくりができなくては・・・