自然とデジカメ

山野草や野鳥そして蝶々などの写真を撮っています。

アオバセセリ(青羽挵)

2022-05-18 16:16:30 | 蝶・蛾・トンボ

【アオバセセリ(青羽挵)】
昆虫  : チョウ目 セセリチョウ科 アオバセセリ亜科 
時期  : 5~8月
生息地 : 本州・四国・九州・沖縄 山地の林縁部や渓流沿いで見られる
大きさ : (前翅長)23~31mm
珍しさ : 普通 ★★★☆☆ 珍しい 
セセリチョウとしては日本国内で唯一青色の翅を持つ種である。 

地色はひかえめな緑で、後翅にオレンジ色のアクセントを持った、大きく美しいセセリチョウ。
山地の林縁部や渓流沿いで見られ、ウツギなどいろいろな花で吸蜜するが、個体数はあまり多くない。
細かく羽ばたきながら、直線的に飛び、胴体が太いので、飛んでいる姿に重量感がある。早朝と夕方に活発に活動する。
幼虫の食草はアワブキ。

◎2022年5月16日 富山県にて 写真7枚 追加しました



◎2020年5月24日 石川県にて 写真2枚 追加しました





◎2018年4月30日 富山県にて 写真10枚



















シータテハ(C立翅)

2022-04-12 06:44:27 | 蝶・蛾・トンボ

【シータテハ(C立翅)】
昆虫  : チョウ目 タテハチョウ科 タテハチョウ亜科
時期  : 3~11月
大きさ : (前翅長)224~30mm
分 布 : 北海道・本州・四国・九州
珍しさ : 普通 ★★★☆☆ 珍しい
名の由来: 翅の裏、後翅に小さなC字模様がある

黄橙色地に黒い紋があるタテハチョウ。キタテハに似るが、本種の方が翅の外縁の凹凸が激しい。
初夏から真夏にかけて現れる夏型と、秋に現れてそのまま越冬する秋型(夏型に比べて翅が細長く、外縁の凹凸がより顕著)がある。
暖地では山地性で、分布が限られる。渓流沿いや樹林の周縁部でよく見られる。
敏捷に飛び回るが地上に静止して日光浴することも多い。花や樹液に集まり、オスは地表でよく吸水する。
幼虫は、ハルニレ、エノキ、オヒョウ、ホップ、カラハナソウ、コアカソなどの葉を食べる。

◎2022年4月8日 富山県にて  写真12枚 追加しました

別の個体


◎2020年8月20日 長野県にて  写真11枚





















ヤブヤンマ(藪蜻蜒)

2022-02-14 09:16:01 | 蝶・蛾・トンボ

【ヤブヤンマ(藪蜻蜒)】

昆虫   : トンボ目 ヤンマ科
腹長   : 80~92mm内外
名の由来 : 森林などに近接した小規模な止水域を中心に生息する

日本産ヤンマ科の中では大型種で(オニヤンマより一回り小さい)、腹部が比較的長い。

成虫は体の地色が黒く、体側に黄色-黄緑色の斑紋がある。

未成熟個体は黄色みが強く複眼も褐色だが、オスは成熟すると斑紋が青緑色を帯び、複眼全面と第2-第3腹節下面の斑紋が青くなる。

メスは斑紋が黄緑色で複眼は緑色だが、個体によってはオスに似た青緑色になるものもいる。

またメスは腹節側面の斑紋がオスより大きい。

翅はオス・メスとも透明だが、老熟すると褐色にくすむ。


◎2013年7月19日 石川県にて  写真3枚

メス・・・土に産卵中。