映画「それでも夜は明ける」を吉祥寺バウスシアターで見たのだった。
超久々の映画レビューであります。
以前は毎週映画を見ていたけど、
最近はほんと、ごくたまにしか見ていません。
いかんなー。
というわけでレビュー。
映画としては「巻き込まれもの」であり、
一夜明けたら信じられないほど過酷なシチュエーションに
放り込まれていたというものではある。
しかし、怖ろしいのはこれがアメリカの奴隷制の時代の実話であり、
しかも12年奴隷として過ごした後に生還したという、
数少ない例であることが、あまりに重い。
この映画でわかるのは、奴隷制度が存在していたのはさほど昔の話ではないということだ。
それがアンモラルではなく人身が売買され、家畜同様に扱われていたのがつい最近までのことなのだということを、
リアリティをもって思い知らされる。
奴隷制を是とする時代の、支配層側の人間としての高潔なあり方ってのは、
いったいどういうものだったのだろうか、ということについて、
つまり当時の黒人を奴隷として使っていた白人のモラルのあり方に関して、
少しだけ思いを馳せた。
ちなみに、ラブロマンスとか、人生訓は逆に特別含まれていないのだった。
吉祥寺バウスシアターは残念なことに今年6月で閉館となるそうだ。
本当に残念。できるだけ通うつもり。
私、北村さんが吹く「上を向いて歩こう」を聴いて、その音色と歌い方の素晴らしさに号泣したことがあります。本当に素晴らしかったです。85歳、円熟の極みですね。 fb.me/3wu9v83Ea
I liked a @YouTube video from @radio_matome youtu.be/mPp7MzvkFiU?a 菊地成孔の粋な夜電波 2014/1/12