ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

神保彰 ワンマンオーケストラツアーをで見てきました。凄かったです。

2008年04月30日 06時53分31秒 | CD&コンサートレビュー
取材仕事で広島へ。
「神保彰 ワンマンオーケストラツアー 広島」を見てきました。神保氏といえばカシオペアですが、現在休止中。今年は80本もワンマンオーケストラをやっているそうで、凄い本数です、フォークシンガーのようですね。聴いたところによると、バンドで動くと最小でもバンドのメンバープラス二、三人。しかもホールということになりますが、このツアーは神保氏とドラムテック(達人の方)の二人で動けるので機動性が抜群で、どんなところへも行けるところがいい、というお話。たしかにバンドよりも身動きが軽快で、ツアーもどんどん動けて楽しいでしょう。
ツアーのことをビータと音楽業界用語では言いますが(旅の逆読み、ほかにナオン、シーメなどが同系列。いちばんすごかったのは聞いた話だが、ラダサクコンジュー、ルージャで、セルキャンチーマというのがあります)、ビータはやっぱり、マイルスであってもカザルスであっても、カラヤンであっても、ストリートミュージシャンであってもミュージシャンの性であり業であり、楽しみでしょう、旅好きでないととても勤まらないが、旅好きには堪えられないですよ。
で、取材は快調に終わり(非常にクレバーで明晰で、企業に入ったとしても管理職や経営者をバッチリこなせる器の方ですな)、ライブを見る。凄いです、一人からくりドラム。自動演奏ではなく全てを自分でマネージしつつ、片手でドラム、片手でDTXtreamというリズムパット、そのパッドは音源を動かすので、一人でアース・ウインドファイアーから、ハードロック、クラシック、ウェザー・リポートなどをバンバンやってしまう。もうカラクリ仕掛けで驚きの連続です。
でもよく考えるとドラムだけでもとんでもない演奏をしているわけですが、よく考えればほぼ片手でやっているわけで、凄まじい。スモーク・オン・ザ・ウオーターなんて、片手でパッドでリフ、片手で16ビートとスネア、ってどうやっているんでしょうか、目の当たりにしても信じられない。
久々に聴いたウェザー・リポートは、よかったなー。神保さんのドラムにもあってるし、楽曲も素晴らしさも再認識しましたよ。
このツアーまだまだ、前半線の真っ直中、6月まで続きますのでお近くのライブハウスで告知を見かけたら、ぜひゴランに行くことを勧めます。驚きますよ。
スケジュールはこちらに。