退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#768:質問のお答えと沖縄写真

2016-11-21 23:05:08 | アメリカ便り
昨日読者の方から質問をいただきましたが、きっと多くの方も知りたい質問と思うので、私の答えとともに紹介したいと思います。

質問:日本、いい国なんですね・・・。
カトリックがらみで、前々から疑問だったことを伺ってもいいでしょうか?
アメリカはキリスト教の社会だと思うのですが、宗教はどれくらい人の心に根付いているのでしょうか。
宗教のない日本人でも、何か困ったときに「神さま助けて」とか、嬉しいときに「神さまありがとう」とか言うことがありますが、その「神さま」がアメリカの場合、もっとはっきりゴッドとかイエスさまとかに限定されている感じですか?
また、神の前で誓ったわりに離婚が多いですし、犯罪も多発してますよね。
宗教がまったく抑止力になっていないようですが、これはどんなふうに捉えられているんでしょう。
犯罪者や離婚経験者は神に対して良心の呵責を感じているんでしょうか。

私の答え:日本人の謙遜心というものが、日本のすばらしさに気付くことに蓋をしていると思います。
本当に日本は誰もが誇ってもよいすばらしい国です。
更に、少数の反日にコントロールされたメディアが足を引っ張っている感じもします。
皆さん気付いてくださいよ、そして日本を大事にしてください、、、と私は言いたいです。
アメリカ人で神を信じている割合というのは年々少なくなっているそうで、今は80%-70%のアメリカ人が何らかの神を信じているといわれています。
といっても先日も書きましたが、世論調査ほどいい加減なものはない。
質問の仕方や、内容、場所、時で帰ってくる回答が統計が成り立たないほど違ってくる。
だから、この80-70%も適当な数値と思います。
ここで受け止めるべきことは、アメリカ人の多数は神を信じているということでしょう。
ゴッドのついた言葉はごく自然に意味もなく使われていることが多いと思います。
たとえばうれしいとき、アメリカ人は良く“サンクガッド”と言い、困ったときやら、頭にきたときは、“ジーザスクライスト”と“ちぇ”的に言います。
その他いろいろなときに“ゴッド”のはいった言葉を、その真の意味もなくごく自然に使います。
離婚やら、犯罪で良心の呵責を感ずる人なんて、カトリックのごく少数の人だと思います。
多数の人が神を信じているアメリカでも、やはり、現実を重視していると思います。
神を信じても食っちゃいけないし、病気も治らないと感じている人が多いと思います。
私は時々、“神様のおかげで病気が直った”という言葉を聴きますが、それでは“本当に神がいたなら、最初から病気にはなっていなかったのでは”といいたいところですが、それを言った事はありません。

余談ですが、会社に勤め初めた時に当たったボスというのが、毎日仕事前に教会に行ってお祈りする人でした。
この人、私を含めて誰もが“変人奇人、人間失格、こんな人間に拝まれる神様もいい迷惑”と思う異常人でした。
カトリックでしたが後に、“カトリックはリベラル(自由)過ぎる”といってルーテラン(プロテスタントの一種)に変更しました。
この人と2年間働きましたが、神を信じる、自分では善人と思っているボスの下、地獄を味わいました。
“神様を信じているのにどうしてこんなに根性が腐っているんだ”と思わない日はありませんでした。
神を信じることが善人につながると思っているんでしょうね。
行動が問題なのですが。でもこういう人が多いのです。
神を信じるだけで善人にはなりません。


石垣島2日目
石垣島島巡り

















ハブグレジュンタのマミー


#767: 結婚式

2016-11-20 15:16:09 | アメリカ便り
今日は30年らいの友達ルーシーの27歳になる娘、シンディーの結婚式でした。
2時にカトリック教会での式が行われ、6時からカクテルとディナー。
主人は行く前から“カトリックだから長ったらしい。行きたくない”とごねる。
結局, 式はそれほど長くなく1時間ちょっとでおわり。
ルーシー曰く、160人招待したそうです。

ルーシーは7歳のとき一家でキューバから逃げてきました。
その後、生化学で博士をとり、宇宙飛行士になるべくテキサスにあるキャンプにも入ったことがある人です。
キャンプに1年間いた後、安い給料、いつになったら宇宙飛行士になれるかわからないという不安から宇宙飛行士になる夢をあきらめ、ベルラボそして私の働いていた会社にやってきました。
初対面は、本社から研究所へ行くシャトルバスの中でした。
ルーシーが私を日本人と思い話しかけてきたのが, 私とルーシーの長い付き合いのはじまりでした。
ルーシーは1ヶ月ほど、日本の大学でたんぱく質のデリバリーシステム(リポソーム)を学んでいたそうで、すっかり日本のことが気に入ったそうです。
だから初対面から、ルーシーはハイテンションで話しかけてきました。
日本にすんでいる日本人は知らないでしょうが、日本に来た外国人で日本が嫌いになったという外国人を私は未だ聞いたことがありませんよ。
だから、日本の皆さん、日本はそれだけすばらしい国なのです、そして日本人ということに誇りを持ってほしいです。
ちなみに私は1年半ほど前に10日間滞在したパリ、もう二度と行きたくないと思いました。
汚い、高い、水は飲めない、人はよくない、英語が通じないし英語を理解しようともしない。
“フランス語を話せよ”てなかんじ。
観光で持っている国がこんなんじゃーね。
もう行きたくないですね。
と、話はそれましたが、ルーシーとはそれ以来の友達です。
このように偶然的に出会った友達というのは、“会った瞬間にこの人とは長くつきあえるかどうか本能的に判断がつく”ことがほとんどです。
ルーシーはその後、15年位してリストラに遭い、幾度か仕事を変えた後で自分の会社を設立し15年たった今でも何とかやっているので成功といえるでしょう。
今は、会社を買ってくれる人がいたら売ってしまいゴルフ三枚をしたそうです。

ルーシーも私と同じ62歳だから楽をしたい年でしょう。
これだけ、豪華な結婚をした娘、甘やかされていますね。
義母に結婚式だけは小さくても挙げてくれといわれ、しょうがなく公園での式、友達のクラブハウスでのパーティーをやった私の結婚式、花嫁自ら、式当日スーパーのレジに並んで、サンドイッチ用のハムとかチーズを買ったのが遠い昔です。
1日1回は離婚を考えながらもう31年たってしまった。












ハブグレジュンタのマミー



#766: 友達

2016-11-18 21:21:33 | アメリカ便り
先ほどトランプの更なるキャビネットメンバーが発表されましたが、ひどいものです。
ウルトラコンサーヴァティヴキャビネットです。
モスレムはもとより、自国の黒人も差別するようです。
もちろん移民反対だし。
民主主義くそくらえのアメリカダークエラが始まる感じがしますよ、本当に。
昨日は、“ま~それほど変わらないだろう”と思ったけど、今日は恐ろしさを覚えました。
クリントンは投票数で200万票ほどトランプより多かったのですが、アメリカのおかしな無駄に複雑な(この無駄な複雑さがアメリカには多いのですが)システムのため当選しなかったのです。
毎回大統領選があるたびにこのシステムを変えようと話は上っているのですが、未だに改正されていません。
たぶんこのままずーといくでしょう。

今回の44年来の友達10人との沖縄旅行は実に楽しかった。
みんな臨床検査技師という仕事を長年続けていた人達(一人はうなぎ屋の女将となりましたが)です。
還暦を過ぎ、退職者がほとんどとなり、今回の旅行となりました。
札幌から私を入れた7人、東京から1人、大阪から2人となりました。
私達の通った学校自体が女性23人、男性2人という小さな学校だったので、入学以来44年たっても10人集まったということは珍しいことと思います。
といっても私が日本へ帰るたびみんな集まってくれますが。
私達が通った学校は長ったらしい名前で、当時一般人にはあまり知られていない学校でした。
でも高校卒業後3年間無料で教育を受けることができるというありがたい学校でした。
でも、無料ということで学校自体長いこと持続できず、3期で閉鎖。
その後はちゃんと授業料を取ったそうです。
今は国立大学の学部となり4年間いかなくてはいけなくなりました。
その3年間、私達はクラブ活動等の課外活動、単純なずる休み(私です)等で忙しいクラスメイトを助け合い、実に楽しい学生生活を送りました。
これほど、個々がばらばら、好き勝手なことをしていたのにまとまりがあったクラスというのは珍しいのではないかと思います。

卒業して40年余りたち、癌にかかった人もいるし、ご主人と死に別れた人もいる。
そして、もちろん親の介護で忙しい人もいます。
でもこれからもみんなでつるんで楽しんで行きたいと思います。

10月下旬にとった北大の銀杏並木です。
この隣に私達の学校はありましたが、今はすっかり新しくなっています。





これは銀杏ではありません。







友達と1泊したおなじみの白老ふるかわ

マスコット犬 モコちゃん











明日は沖縄の写真です

ハブグレジュンタのマミー



#765:無事、トランプワールドに戻ってきました。

2016-11-17 22:07:48 | アメリカ便り
お久しぶりです。
昨日夕方、初の羽田サンフランシスコ経由で帰ってきました。
帰国前に友達のところで一泊し車で羽田まで送ってもらい、ついでに二人で羽田空港見物をしました。
空港は思ったより混雑はなく、レストランで食事をし、ショッピング街を歩き回りました。

でもこんな立派な空港を見ると、“あれほど反対されて建てた成田空港は、本当に必要だったの?”と思わざるを得ませんね。
海の上だったらリミットなしに空港を広げることができるし、現に今そうやって羽田はどんどん大きくなっている。
成田空港でホテルへいくために乗ったタクシーのおじさんも言っていたけど、成田空港は利用者が少なくなってきているそうです。
デルタ航空も成田空港から羽田空港へ乗り換えるようだし。
日本の航空会社も羽田空港利用を増やしているし。
この先、成田空港はどうなるのでしょう。
40年前私が始めてアメリカに来たときはまだ羽田空港でした。
40年たった今、またまた羽田から帰ってきました。
成田空港建設も今起きている豊洲的な目的で立てられた感じがしないでも。
つまり少数の人のための利権です。
これもほじくってみたら面白くなるかも。

トランプさん、なんかハチャメチャな人事を始めていますね。
ニュースでは選挙戦で、罵倒しあった相手を国務長官に指名するとか、KKK(黒人ヘイトグループ、白いガウンと白い頭巾をかぶった集団)と関係を持った人を国防省長官に指名するとか。
安倍首相が今日、トランプと会見したことも話していました。
内容に関しては何も言っていませんでしたが、評論家の間ではスマートムーブであったといってました。
この先何が起きるかまるっきりわかりませんが、トランプは自分の政治的無知を、選挙戦で罵倒していた有識者で固めようとしていますね。
だから結局は何も変わらないかも。
アメリカの株は上昇しているので、ひとまず私の収入は確保できそうです。

私は自他ともに認める好日、つまり右翼です。
何事にもつけ極端は良くないと思っているので、物静かな、せいぜいブログでごちゃごちゃ言う程度の右翼ですよ。
そんな私と10年来の防衛医大出身の友達と奥さんで夕方靖国神社へ行ってきました。
着いたのは4時半ぐらいお参りした後、門を潜り抜けると守衛のおじさんが門を閉めようとしていました。
私たち、靖国神社がしまることを知りませんでした。
でもおかげで、5時丁度に厳かな太鼓の音と共に静かに閉まる門を見ることができました。

日本だな~。

靖国神社









ハブグレジュンタのマミー

#764:アメリカはやはり狂っていた。

2016-11-08 09:53:28 | アメリカ便り
月曜日、午後6時45分頃無事実家に到着しました。
なんと言う違いでしょうか。
毎日28度30度の石垣島から、0度積雪20センチの札幌。
でもです、道産子の私にとって寒くても、雪に4ヶ月は埋もれている札幌が好きなのです。
沖縄は、バケーションランドでしかないです。
ゆったりと動く沖縄時間沖縄人、急かしい私にはちょっと、、、
でも旧友十人と過ごした5泊旅、あ〜楽しかった。
来年はどこかな?

なんて悠長なことは言ってられなくなった。
アメリカが大変なことになってしまった。
開票結果が午後4時になっても出ないなんて、前代未聞だったのではないでしょうか。
そして待ちに待ったというか、早くからトランプ優勢が見えていましたが、結果がトランプ勝利とは。
やはりアメリカ人は馬鹿だった。
この結果、トランプ自身が一番信じられないでいると思います。
きっと今、"本当になっちゃった。俺、かっこがいいから出馬しただけなのに。この先どうしたらいいんだ”と思っているのでは。
昨日は娘に電話したら、本気で心配していました。
娘のパニックアタックの原因が増えた。

私は日本に帰ってこよう。
これで、主人もちょっとは日本長期滞在を考えるのでは。
いや主人の両親の行く末が決まるまでむりかな〜。

しかしながら、あの亀井静香という衆議院議員のおっさん、選挙前日のクソ忙しい時にトランプと会談すると言って、国民の税金を使いアメリカに行ったけど、あえたんでしょうか?
なんと言う非常識な無意味な行動をする80歳のジジイなのだ。
わかりませんね。

テレビに釘付けの1日でした。

ハブグレジュンタのまみー