退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#924:よりさんat ホスピス

2017-10-10 17:00:49 | アメリカ便り
私の日課は今のところ、11時頃よりさんのいる病院に行き、お昼を一緒に食べ、6時に夕ご飯を食べさせて実家に帰ってくるというものです。
“病院食はまずいものに決まっている”の例外にもれず、やはりまずいものです。
よりさんのいる病棟は緩和病棟なので、先がみえている病人がほとんどと思いますが、そのせいかどうかは知りませんが、看護婦さんも好きなものを食べさせても良いと言ってくれます。
だから、まずい病院食を無視して、よりさんには極力好きなものを食べさせています。
寿司を食べさせたり、焼き芋を食べさせたり、おいなりさん、パン等等です。
昨日は焼き芋をほぼ1本一人で食べました。
だから今日も向えのスーパーに行ってホッカホッカの焼き芋を買って来ました。
ついでに夕食のうなぎも買って来ました。
今晩は夕食についていてあげられないので、看護婦さんに食べさせてくれるように頼んでおきます。
しかし、なんとなく、日1日と体力が弱っている気がします。
食欲は末期の癌患者には見られないぐらいありますが、私には"食べる”という感覚主体の動作より、“消費する”という機械的動作を行なっているように見えます。

私の父親が亡くなる2ヶ月ほど前に帰国して、好物の石狩鍋を作って食べさせた時の事を思いだしました。
その時、父親も今、母がやっているような食べ物の”消費”をやっていた感じがしました。
"あじわう”というより、この世の見納め、"とにかく大量消費だ”と言ったところでしょうか。

後どのくらいよりさんは、この大量消費をするっことができるのでしょうか。
やはり、1ヶ月は持たないかもしれないです

ハブグレジュンタのマミー