退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

560:年を感じました。

2015-10-19 16:00:25 | アメリカ便り
今日は京都旅行の話をしようと思いましたが、それどころではなくなりました。
昨日、千歳でレンタカーをピックアップして、というかいつも我が家に車を届けてくれているレンタカー会社のお兄さんが“どうせだったら千歳空港まで届けますよ”といってくれたので、今回は千歳から運転してきました。
本当に便利です。
このレンタカー会社、5,6年前に偶然ネットで見つけ、それ以来、利用しています。
最初は、2,3日とかでしたが、兄がたおれた2年前から滞在中を通して借りるようになりました。
車って本当に便利ですね。
特に実家のある、南区の僻地には最適です。

レンタカーを借りて、恵庭、支笏湖の紅葉を見ながら、実家に着くのに1時間ちょっと。
支笏湖の紅葉はきれいでした。
途中で、ラーメンと餃子セットを食べ家に着いたのは12時ぐらい。
1時くらいに“険しい顔以外表情がないボケボケ”のよりさんをピックアップして家に連れてきました。
この顔つき、ボケがひどくなった証拠です。
以前2回ほどあった“ボケ急激化”のときも、世界中の不幸を背負ったような顔をしていました。
以前の時は一過性のものでしたが、今回はどうなるやら。
相変わらず、“一人で家に住める”なんて、生意気なことを言っていますが。
トイレに行くか、何をチェックしているかわからないけど、家中の引き出しを開ける以外ソファーに座っているだけ。

よりさんをピックアップしてから、家の掃除をして生協に買出しに行って事件が起きました。
ベランダのドアに中指を挟んだのです。
それほどひどいと思わなかったのですが、血がぽたぽた、見ると骨が見えました。
“これはひどい、縫わないとだめだ”と思いましたが、5時を過ぎていたため、どこも閉まっている。
こういう時頼れるのは、“働く主婦”の隣人。
いつもは帰りが遅いけど、昨日は電気がついていたので、病院に連れて行ってもらいました。
最初行った病院は5時で受診が終わっていたため、5時10分についた私は見てもらえず。
一瞬“たらいまわし”という字がちらつきましたが、隣人が“何とか病院は6時まで開いている”ということでそちらへ行くと、5分ぐらいで見てもらえました。
働いている主婦(子供を持った人)は、こういう“クイックシンキング(頭の回転が速い)に優れているので(人にもよりますが)、こう言う時には頼りになります。

病院の先生は地元で、40年近く開業している先生で、温厚な人懐っこいよい先生でした。
治療中、ずーと私の京都旅行の話をしていました。
レントゲンを撮って骨に異常がないことを確かめ、4針縫い、指をぐるぐる巻きにして終わり。
抗生物質と痛み止めを出してくれました。
腱にも異常がないようです。
看護婦さんたちもやさしく、機敏な動きの人たちでした。
高齢の先生のすべてを理解、予測、そして受け入れている動きの看護婦さんたちは、見ていて気持ちがよいものでした。

保険証が見当たらなかったので、もって行かなかったけど、全額負担でも1万3千円程度。
保険証を持ってきたら、7000円ほど戻ってくるとのこと。
今日、区役所に行って保険証を再発行してもらいます。
しかし、安いですね。
レントゲンとって、4針縫って、おまけに薬までくれて、1万2千円。
アメリカだったら、病院のドアを開けて一歩踏み込んだだけで、1万円はかかるでしょう。
だから、もしこれがアメリカだったら5万円は軽くかかっていたでしょう。

日本人は日本の国民健康保険、医療システムのよさに慣れっこになっていますが、感謝すべきです。
その他もろもろ、日本人が感謝すべきものがたくさんあると思いますよ。
世界の国を知っている私が言います、こんな国は稀です。

指を怪我しているのに、またまた長くなってしまった。
でも私タイプができないので、指を怪我していない時でも両手指1本づつでしかタイプできないので。

ハブグレジュンタのマミー