退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#328:犬の話の続き。

2014-08-03 22:30:09 | アメリカ便り
さてと、スパイクの次の犬です。
セントルイスで仕事を始めてまもなく、友達が買っていたオーストラリアンシェパードと言う、見たことも聞いたこともない犬に非常に惹かれました。
この犬、非常に頭が良く、飼い主に忠実な犬だそうです。
身勝手なスパイクとは大違い。
姿、形も良いし。
一番気に入ったのは眼つきでした。
人間もそうですが、犬にも“目は口ほどにものを言う”と言う言葉が当てはまります。
この犬は人の目をよく見ています。
飼い主が何を考えているかを、一生懸命突き止めようとしているような眼つきです。
そして常に、飼い主のあとを影のように付きまとうのです。
これまた、スパイクとは大違い。
“この犬だ、私が探していたのは”なんてことは思いませんでしたが、とにかく、オーストラリアンシェパードがほしくなり、すぐさま探し始めました。
が素人の浅はかさ。
その上、欲しいという要求が、下調べをすると言う冷静さを失わせたのです。
何も知らずに(考えずに)、新聞のチラシで見つけた広告になびて子犬を買ってしまったのです。
子犬を見たら買わずにはいられないですよ。
どれをとってもかわいい。
そんな状況で買った最初のオーストラリアンシェパードが、“ゲーブル”です。
メスなんですが、母よりさんが好きだった“クラーク ゲーブル”から取りました。
この犬、オーストラリアンシェパード(オーシー)と言うけど、うす茶色と言う見たこともない色をしていました。
後日、知り合いになったオーシーの厳格なブリーダーにゲーブルのことを言うと、即、返ってきた返事が “その犬、殺してくれ” でした。
なんと極端な。
理由を聞くと、ゲーブルはセーブルといってオーストラリアンシェパードにはふさわしくない色で、この色の犬は、様々な疾患も抱えているそうです。
あえて言えば遺伝子に疾患があるようです。
だから、この遺伝子は次世代には残したくないとのこと。
別にゲーブルから子供を作るなんてことを考えていなかったので、避妊手術をするからといってその場を穏便に収めました。
ゲーブルは、今まで飼った犬の中で、一番頭が良かった。
やはり、これまた人間と同様、血筋だな~と思いました。
でもブリーダーが言っていた遺伝子疾患が、ハイパーアクティヴと言うかたちになって現れました。
ゲーブルは確かにシェパード犬(牧童犬)でした。
常に周りを見回して、動くものはすべて追い掛け回しました。
家の前のとおりを走っている車は勿論、走っている子供などとにかく追い掛け回しました。
見ているだけで疲れると言う、常に動いている犬でした。

もだいぶ長くなったので、今日はこの辺で。
続きは明日です。

ハブグレジュンタのマミー