まあ、何だ、青春だね、とか書くとオヤジ臭く
ってアレだが、そう言う作品であるからして
仕方なし。
つーか、最初に実写版流したのはアニメ版との
繋がりの説明と懐かしお宝映像、位にしか思って
なかったんだけどアニメ版も原作準拠してます
(タイムリープ少女と未来からきた少年の恋と
「未来で会おう」のラスト)よ、てのを認識させ
る為でもあった・・んだよな?
それはさておき。
えー、面白かったです。やっぱ劇場で見ておく
べきだった、と思いました。こう言う時こそ
タイムリープですかそうですか。
何つーか、巧いよね。主人公の真琴ってのは
正直あまり好きになれないタイプの人間だし、
話的にも引っかかるトコロはあったワケだけど(*)、
少なくとも本編を見ている間は殆ど気にならず
にグイグイ引っ張りきるだけの力があったなあ、と。
それはタイムリープと言う要素を活かした構成の
妙(あんだけ時間を行き来してるのに難解になって
ない、思わせない、てのもまた)だし、実は大して
動かさなくとも成立する話をあれだけ動的に、
活き活きと描く演出・作画のクオリティの高さ
(勿論ただ動きまくってるだけじゃ無くて〆る
トコロはキッチリと〆てる)、と多分にテクニカル
なのだけど、作品としては作中の真琴の疾走シーン
のようにただひたすらに、何も考えず真っ直ぐ、
と言う印象が強く残るジュブナイルになっている、
つーかそう見せるコトに技術を費やして実際に
ソレが出来ているからテクニカルな面が先走って
無い、つーコトか。
あー後、単純にキャスティング、てのもあるか。
アレが巧い声優で固めてたりすると逆にテクニック
が見えすぎちゃう気はするし、真琴のキャラも
もっと鼻についたかもしれない。つーかあそこに
松田洋治、てのは深い意味がありそうな感たっぷり
なのであるが、真相やいかに。
まあ総じて、実に良質な青春アニメでしたよ、と。
(*)
とりあえず
・チアキが理科実験室なんぞにいたワケ
・チアキが未来に帰らなければならんワケ
・タイムリープは過去の人間に知られてはなら
ないとか言いつつ真琴が知ったままなのは良いのか
はフォローが欲しかったかなあ、と。
後は・・タイムリープを繰り返すコトによる
パラドックスの問題もあるんだけど、コレは
考えたらキリが無いし(前述したとーり深く考え
無くても良い、つーか考えさせない作りには
なってる)、未来に戻ったんならチャージして
すぐ戻ってくるのは無し?てのは野暮だし
コウスケは真琴を好きだったか、てのは想像に
お任せします、だし。
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