遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

30年も前のこと 3

2007年07月12日 | つぶやきを捜して・・・
 さて、またもや昔の話になってしまうが、居候の友人は親に勘当されて仕方なく、ぼくのところに転がりこんできたのである。金のないものばかり集まったのだから、食べるのも不自由なことが多かった。
 通常は大学の食堂へ行けば、40円でそばやうどんが食えた。70円でカレーライス、130円もだせば、ランチと贅沢ができた。が、正月はさすがにやっていない。
 仕方なく、電気コンロで飯を炊き(?)、さんまの缶詰をおかずにして、ささやかな正月の食事とした。まぁ、食べることができただけでも良かったのである。
 同じ大学の知り合いの寮生なんぞは、「塩ライス」とかが主食であったからして、不満など覚えることもなかった。

 こんな生活が主だったから、山関係の金のかかるサークル、部に参加するなんていうことは、土台、無理だったのである。
 それでも、誘われて近郊の山に行ったのもこの頃だ。なるべく、バスは使わずヒッチハイクとした。歩けるところは歩いた。まぁ、これが学生の一般的な姿だったと思う。
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