遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

あれから2年・・・

2009年11月23日 | 本心・・・真の願いを生きる・・・
 そう・・・、今日はあの上ホロの雪崩で日本山岳会の仲間4人が亡くなった日。その日から2年たった。

 そして、さきほどまで「祈りのみち」から、ふさわしい祈りをいくつかこころをこめて読まさせていただいた。
 このようなときは、その方がたの名前を呼びかけるとともに、小さなラップ現象ともいうべきか・・・天井あたりから音が響き、あたかも返事しているかのような状況となる。

 人間は肉体が滅んでも魂は残り、その後も「修行」をつづける存在。この2年間のなかで、どのような人生のふりかえりをし、何に気づかれたであろう。何よりも、暑さも寒さ、痛さなどを感じる世界から離れて、意識そのものになっていること自体が驚きだったかもしれない。けれども、しだいに実はそこが不思議と懐かしく、しかも故郷のような装いをしていることに気づかれたのでは・・・。

 神と人間・・・つまり、あなたとのかつての約束が、そこには確かにあったことを気づかれたのではないだろうか?

 そして、僕自身についていえば、いわば目をあけていながら見ていず、耳をもちながら聞いていず、口を開きながら何もいわず、身体がありながら働きもせずに、盲目にいたことを恥じるばかりである。つまり、あなたたちのことを全く忘れていたのだ。

 静かなる夜も過ぎて・・・。
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