慌しい一日

　中国の餃子の件で慌しい一日だった。餃子だけでなく、関連する製品は何種類にも及ぶものだったからである。
　河北省のその工場では数年前にも同じような問題が発生したところだった。また、野菜のなかにゴキブリがいたということもあったそうで、工場の衛生管理は極めてお粗末な状態だったことが窺える。
　中国全土でも今回のような農薬による中毒はかなり発生しているらしい。国全体をあげてこの問題に取組んでいかないと、未来の中国はないだろう。

　一方で日本には非はないのか？とにかく、安く輸入しようとしている。また、消費者の要望だとして、葉ものでは虫喰い跡があれば商品価値が下がるということで、結果、虫の駆除のための農薬を使わざるをえない、というのも実状のようだ。
　中国をはじめとしてアジアの諸国は、農薬などの基準は日本よりもはるかに厳しくても、相応の価格で輸入してくれるヨーロッパの方にシフトしていくかもしれない。

　日本の食は中国に大きく依存している。中国にも変わって欲しいが、日本人の食に対する意識もまた変わらなければならないのかもしれない。
　今日の文章は、ちょっと、時間がなくて舌たらずかもしれない。