HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信します

大連満鉄本社旧址の修復

2018-08-15 | 大連を歩く
大連の旧満鉄本社は、1908年に竣工した日本租借時代の老建築です(2013年6月1日の日記)。

建築から1世紀以上が経過することもあり、外壁の劣化がひどかったのですが、昨年、比較的本格的な補修工事が行われたと聞きました。

改修して大切に保存してくれるのはありがたいことですが、補修工事を経て、どんな姿になったのか、とても気になっていました。
なにしろ、大連を代表する歴史的建造物です。

今年5月に大連を再訪した際、確認してきました。

中国の建築物の改修でよく見られる、ど派手な塗装や余計な装飾が施されていませんように、と祈りながら中山広場から魯迅路を歩きます。

こんな感じでした。







いかがでしょう?

素晴らしい仕上がりです。

全面的に塗装されていますが、租借時代の古写真を参考にしたのか、補修前の質感がそのまま残されています。


(これは現役当時の古写真です)

いい仕事をしてくれました。

2015年頃に設置されていた入口の黄色い柵も撤去され、中央の社屋にも自由に近づけるようになっていました。



補修工事に関わった皆さんに感謝したいと思います。



今後は、旧大連ヤマトホテルが補修工事に入るようです。
どのような姿に生まれ変わるのか、注目しておこうと思います。
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1 コメント

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滿鐵舊址陳列館 (京極浩史)
2021-10-05 16:52:37
2014年に本社の建物(向かって右)の二階に滿鐵舊址陳列館という資料館が開設されました。予約が必要で50元の入場料が必要ですが一見の価値はあります。それほど反日的ではありません。
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