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HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信しています

旧星ヶ浦公園の石灯籠 - 兼六園の徽軫灯籠がモデルか?

2023-03-17 | 大連を歩く
大連の星海公園は日本租借時代の1909年に満鉄が用地を買収して開発した公園です。当時は星ヶ浦公園とよばれていました。



海水浴場を併設しており、貸別荘やヤマトホテル別館、ゴルフ場もあったりして、当時は満洲・関東州随一のリゾートとして人気を集めました。当時発売されていた絵葉書には「東洋一の海浜遊園地」と紹介されています。



さて、この公園を歩くと、ところどころにこんな花崗岩の石灯籠があります。





いかにも日本の灯籠っぽいデザインですが、これは星ヶ浦公園時代に満鉄が庭園を整備したときに設置されたものではないでしょうか。

もともと日本人向けにつくられた公園ですし、満鉄はこの公園の整備に巨額の予算を投じたとされていますので、石灯籠を配置したとしても不思議はありません。

文献を探してみたところ、特定に至る情報にはたどり着きませんでしたが、1928年に発表された木戸忠太郎の文献では、この公園を「和洋折衷の庭作り」が施されていると紹介しています。
すなわち、これが木戸に和洋折衷の「和」を感じさせた一つだったとは考えられないでしょうか。





ところで、この灯籠をよく観察してみると、かの有名な金沢の兼六園にある徽軫灯籠に似ていることに気が付きます。

二本足で、六角形の火袋があって、足の長さこそ違いますが基本的なつくりは同じです。

設計を担った満鉄の技術者が徽軫灯籠をモデルにしたと見立てましたが、どうでしょうか。

もう一つの仮説として僕の頭に浮かんだのは、大連市と友好都市の関係にある金沢市が寄贈したという説です。

仮にそうであれば、比較的最近この公園に設置されたということになります。
また、仮にそうであれば、どこかに金沢市からの寄贈であることが記されているのではないかと思いますが、それらしい文字は見当たりません。





花崗岩は耐久性があるので、見た目だけではどれだけ時間が経っているのかはよく分かりません。

金沢市関係者の方、何か情報があったらぜひご一報ください。
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