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HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信しています

天津旧日本租界伏見街14番地 吉田忠商店出張所旧址

2023-09-06 | 天津を歩く
天津の万全道を歩いていると、アールデコ調の個性的なレンガ造りの建物が目に入りました。







番地は青海路1号と3号、万全道97号です。

1930年代の日本租界の地図で調べてみると、ここは伏見街14番地です。日本人居留民が使っていた建物であることは間違いありません。

設計者や施工者の情報は見当たりませんが、おそらく、当時は先端デザインのデザイナービルっぽい感じで居留民の注目を集めたのではないでしょうか。

「中国工商年鑑(昭和17年版)」でこの番地に所在していた企業を調べてみたところ、3つの会社がありました。

岡谷商店出張所
(本社名古屋、片岡三郎所長、鉄鋼、地銅、機械工具、亜鉛鉄板諸金物、塗料)
丸友商店支店
(本社大阪、岡田昇一支店長、綿人絹糸布、布製品)
吉田忠商店(吉忠洋行)出張所
(本社京都、門秀雄主任、絹、人絹、綿織物、毛織物)

別の文献を調べてみると、この3社のうち、株式会社吉田忠商店は京都室町四条にあった呉服問屋だったようです。
社名の吉田忠は社長だった吉田忠三郎さんから取ったものだと思われます。

しかも、今も吉忠株式会社として京都で存続しているようです(公式サイト)。

サイトによると、吉忠さんはグループ会社で今も着物のほか、マネキン、婦人服メーカーとして活躍しておられるようです。

忠三郎さんは現社長のご先祖様でしょうか。

吉忠グループの皆さま、一度建物を見学にいらっしゃいませんか。


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