三脚マンと弱力女の登山日記

登山が趣味の夫婦です。

白馬岳(1日目)先月のリベンジ

2010年03月24日 | 登山
日付 :2009年4月11日(土)
天気 :晴れ
コース:栂池自然園→白馬乗鞍岳→白馬大池→小蓮華岳















数週前、ひどい風に前進できず気持ちも折れ、敗退した白馬岳。

また行きたいという気持ちになっていた。


















ゴンドラを使って、標高を稼ぐ。

4月になったばかりだというのに、ゲレンデの雪は溶けてなくなっており、いやな予感。












お隣の八方尾根方面には、まだ白く輝く山々が見えていた。












前回は運転していなかったロープウェイを利用する。

ロープウェイ分くらいは歩いても、あまり変わらないだろうと前回は思っていたが、結果から考えると、
利用したほうが得策だ。












ロープウェイを下りて、登り始める。
日差しも強く、とにかく暑い。

風も弱いので、アウターを脱いで登った。












いい天気で、BCの人もたくさん入っていた。












休憩を何度も繰り返しながら、きつい急登を登っていく。












急登を登り切れば、そこは天狗原と呼ばれるところ。
平坦な場所がバンと広がり、その向こうに壁のような白馬乗鞍岳がそびえている。












白馬乗鞍岳の急登。
天気も良く、風も弱いコンディション。

人も多く、トレースもある。
絶好の登山日和だ。












汗が滴り、非常に暑い。
半袖で登っている人もいるほどだった。












「三山会」のアードベックさんに、バッタリした。
「三山会」の手ぬぐいが目印となり、声をかけることができた。

単独登山だと人と話す機会はほとんどないが、今回お話をすることができ、なんだか嬉しくなった。
その後、なんだか力が出てきた様な気がした。












風がない。
「山は天気だ!」
そう思う。












白馬乗鞍岳を通り過ぎ、右手に方向を変える。












前方に船越の頭と、眼下に白馬大池。












雪質が暖かさで、表面がクラストしている。
新雪で足をとられるよりは、歩きやすく、自分はこの雪質のほうが好きだ。












下って白馬大池の上に出た。
当然表面は凍っており、氷上を歩くことができる。












白馬乗鞍岳までたくさんいた登山者の姿が、ここからは全くなくなってしまう。

静かといえば静かだが、ガスにまかれたりすると迷う可能性が高く、注意を要する場所だ。












白馬大池小屋を越えて、雷鳥坂の稜線に出る。

風でもともと雪が積もりにくいことと、最近の暖かさで稜線上の雪が解け、地面が露出しているところがあった。












ラッセルすることもなく、風もなく、寒くもない。
弱気になることもなく、順調に高度を稼いでいった。












「おっ?雷鳥?」












注意深く見てみると、鳩でした。












こんなところにいるのか?
詳しくはわからないが、足には印が付いている。
不思議な気持ちになった。













大きなシュカブラ。
風の強い場所だけに、アチコチにできていた。












船越の頭付近。
栂池自然園方面から直接登ってくる足跡があった。












雪の表面にはパックリと裂け始めた割れ目がある。

雪崩はここから始まるのだろうか?












日が傾き始めて、山々に影が出てきた。
心を奪われ、眺めたりする時間が増えてきた。












ひとり分のスキーの跡が続いていた。
この時期になると、ここまで入ってくる人は、結構いたりするのかもしれない。












照り返す表面。












シュカブラと白馬岳。











16時30分頃、小蓮華岳直下に到着。

北風を避けるため、南側斜面に適当な場所を選んで穴を掘る。
掘った雪をブロックにして、壁を作っていった。












この時期、雪は水分を多く含み、ブロックは作りやすい。
楽しく感じる時間だ。












普通なら寒くなったりして、テントに入りこんでしまうのであるが、
今日は風も弱く暖かい。

ご飯も後にして、小蓮華岳に行ってみた。












日本海に沈んでいく太陽。












日が沈み終わるまで、いつまでも眺めていた。












誰もいない頂上。

ボ~っと。
至福の時間だった。












「明日は白馬岳まで行けるのだろうか?」
そんな漠然としたことを考えながら時間をつぶした。












少し小蓮華山の白馬側に降りてみた。
なんだか風の避けられそうなところ。

テント場として結構良さそうだ。












誰もいないので。
ちょっと飛んでみたり(笑)

静かな日暮れだった。












不気味にたたづむ白馬岳。












テントに戻って、夕ご飯を食べて、寝ました。













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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (atsu510)
2010-03-24 12:37:17
すばらしい!

今年雪山、ほとんど登れてないので、
レポ堪能ありがとうございます!

白馬大池付近、きっと美しいだろうなーー。
atsu510さん (三脚マン)
2010-03-25 23:41:40
コメントありがとうございます。

私も今年は、少なかったですよ。
でも、これからもまだ、少し雪が残ってそうなので、がんばりま~す(苦笑)

白馬大池は、きれいなところですよ。
いちど、雪の時期に挑戦してみてください。