三脚マンと弱力女の登山日記

登山が趣味の夫婦です。

北岳(2日目)強風の稜線

2008年01月08日 | 登山
日付 :2008年1月1日(火)
天気 :晴れのち雪(強風)
コース:池山御池小屋→ボーコン沢の頭→八本歯の頭




1日目



同行者くまさんのブログ「ロック&スノー」はこちら






朝ゆっくりして、8時20分小屋を出発。






昨晩も風が強かったですが、樹林帯内はトレースがほぼ残っていました。






池山吊尾根の登山道は、急坂の連続。






城峰辺り。
後ろ側に辻山、鳳凰三山が見え始めました。






激しく急坂。
少し足を速めると息があがりました。






最近積もった雪で、パウダースノーでした。






樹林帯内にいくつかテントが張ってありました。
京都や奈良などの山岳会や雪稜会ばかり。
テントに書いてありました。
人の気配がなく、今日頂上にアタックしているようです。






何組かのパーティーとすれ違います。
テントのアタック隊でした。
その引き返してきた人たちのトレースで、私たちはずいぶん助かりました。






ただし、風が通る稜線上は、風で直ぐにトレースが消えます。
朝一に作ったものも、直ぐ消えていました。






ラッセルはくまさんと、交替しながら進みます。






ラッセル戦車「くま号」、グングン進んでいきます。






ボーコン沢の曲がり角。
帰りのために、道をしっかり覚えておきます。






12時30分、ボーコン沢の頭到着。
風は強く吹いていて、時々ガスが晴れます。






ボーコン沢からの稜線歩き。
ガスが薄くなって、見通しが少し利きます。






ボーコン沢の頭から八本歯まで地図では1時間の行程。
意外に登ったり降りたりで、たくさん時間がかかりました。






ひたすら登ります。

すれ違う人に声をかけ、登山道の様子を聞くと、やはり八本歯や、
北岳山荘の分岐あたりで、皆さんひき返していました。






14時頃、予定の八本歯の頭に到着。
予想外に時間がかかり、今日の登頂は断念。

八本歯で雪壁を作って、下地を作ってテント設営。
寒くて風が強くて適当に作ったため、テントがナナメになって、夜中にズルズル
転がってしまいました。

17時頃から寝に入りましたが、前夜よく寝たことと、寒くてなかなか寝付けませんでした。



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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しみです♪ (やまとそば)
2008-01-08 21:38:21
始まりましたね!
北岳レポ・・・
未知の山だけにドキドキして見ています。
雪山は良いなあ!
自分が行った気になります。
Unknown (himekyon)
2008-01-08 22:07:51
レポだけで満足です。凄すぎ!!
やまとそばさん (三脚マン)
2008-01-08 22:56:43
コメントありがとうございます。

これから、ドンドン作りますよ。
今週はブログがんばりま~す。

雪山、危険も伴いますが、魅力的ですね。
やまとそばさんのレポも楽しみにしていますよ。
himekyonさん (三脚マン)
2008-01-08 23:03:53
レポ楽しみにしていただけて、光栄ですよ。
himekyonさんも、無理はいけませんが、山登り楽しんでくださいね。
Unknown (のんすけ)
2008-01-08 23:58:58
うわー柵を越えることから始まるとはすごいです。
厳しいからこそ美しい。
雪山の魅力に引き込まれそうです。

が・・・
私の持っている冬山装備は山用のミトングローブと
ゴーグルと目出帽のみ
(単にスキー用品ともいいます)
三脚マンさんのレポで行った気になることにします。
のんすけさん (三脚マン)
2008-01-09 00:12:43
コメントありがとうございます。

柵をを越えるのが結構大変でした。
夜叉神峠からあるき沢へ行くこともできます。
夜叉神峠の方がコースタイムが、1時間ほど短いですが、帰りの登りを敬遠しました。(弱)

スキーはここ数年、行ってませんよ~。
唐松岳(八方尾根)や、白馬(大雪渓)で、スキーの人がたくさん滑っていました。
スキーは下山が楽しそうです。
あっ!そうに決まってますね(笑)

タフですね (トシちゃん)
2008-01-09 00:14:19
ハラハラ、ドキドキしながら見入っています!
取り付までの距離を考えると・・
到底自分には考えられません、敬礼!!
いよいよ核心ですネ (烏合の衆・八田)
2008-01-09 15:09:19
 写真からすると、ここまで全般的に雪は膝~股関節下と言ったところでしょうか? ごく一般の山ヤさんはそんな所に行けないので、気温と風速が記載されればよいと思います。尚、1.3の石鎚弥山の夜明け前は、西風最大10m/s・気温ー9.6℃、4は北風最大9.6m/s・気温ー9.4℃。雪はニノ鎖から上、膝前後でした。
トシちゃん (三脚マン)
2008-01-09 19:31:57
コメントありがとうございます。

あるき沢までの距離、長かったです。
行きはまだ、期待を胸にでがんばれましたが、
帰りは辛かったです。
靴擦れを起こしました(涙)
烏合の衆・八田さん (三脚マン)
2008-01-09 20:03:05
コメントありがとうございます。

ここまでは、ほぼ膝下でした。
トレースをはずすと、腰辺りまで埋まって、転んでました。

気温と風速、経験があまりないのでよくわかりません(謝)

すれ違った人によると、地吹雪がなって風で前に進めなかったとのこと。
ガスで視界もなかったようです。(1日午前中まで)
ボーコン沢は広い平らなところなので、ホワイトアウトする可能性もあります。

幸い、私たちのとき、風は強かったですが、前進はできました。
視界も少し回復中。
撤退者のトレースに、あやかりました。
トレースが消えた頃、また、戻ってきた人とすれ違い、新しいトレース上を歩くことができました。
私たちが八本歯まで行けたのは、奇跡に近いです。
強さは、テントポールが折れませんでしたが、曲がりました。

気温は、テント内でコッヘルに水をいれて、しばらくすると(15分?ほどで)凍りました。
また水作り中の湯気が、テント壁にあたると同時にぺキペキ、凍っていました。
朝起きると、テント内が氷でキラキラしていました(笑)
あと、朝、ガスが3コのうち1コ、点きませんでした。
2日目の夜は、シュラフに入れて寝ました。
寒波が通過中で寒かったです。