熱い日々が続きますね。
熱中症の話題をよく耳にする時期がやってきました。
スポーツや運動をされる際はこまめに水分補給をすることで熱中症をずいぶん予防することができるそうです。
メンバーの皆様もぜひ積極的な水分補給を行い、無理のない範囲でスポーツを楽しんでいただければと思います。
もし、熱中症になったり、疑いのある人がおられたら正しい知識で処置を行えるよう、簡単にまとめています。
ぜひご一読ください。
以降、「熱中症環境保健マニュアル2009」より引用
熱中症とは・・・
・高温環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして、発症する障害の総称です。
・死に至る可能性のある病態です。
・応急処置を知っていれば救命できます。予防法を知っていれば予防できます。
≪熱中症の応急処置≫
① 涼しい環境への避難
風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などに避難させましょう
② 脱衣と冷却
・衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けます。
・露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。
・氷嚢などがあれば、それを頚部、腋窩部( 脇の下)、鼠径部( 大腿の付け根、股関節部)に当てて皮膚の直下を流れている血液を冷やすことも有効です。
・体温の冷却はできるだけ早く行う必要があります。重症者を救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げることができるかにかかっています。
③ 水分・塩分の補給
・冷たい水を与えます。
冷たい飲み物は胃の表面で熱を奪います。大量の発汗があった場合には汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンクなどが最適です。 食塩水(1?に1 ~ 2gの食塩)も有効です。
・応答が明瞭で、意識がはっきりしているなら、水分の経口摂取は可能です。
・「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」、「応えない」(意識障害がある)時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があります。また「吐き気を訴える」ないし「吐く」という症状は、すでに胃腸の動きが鈍っている証拠です。これらの場合には、経口で水分を入れるのは禁物です。
④医療機関へ運ぶ
・自力で水分の摂取ができないときは、緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処方法です。
・実際に、熱中症の半数近くがⅢ度ないしⅡ度で、医療機関での輸液や厳重な管理が必要となっています。
≪日常生活での注意事項≫
(1)暑さを避けましょう。
(2)服装を工夫しましょう。
(3)こまめに水分を補給しましょう。
(4)急に暑くなる日に注意しましょう。
(5)暑さに備えた体作りをしましょう。
(6)個人の条件を考慮しましょう。
(7)集団活動の場ではお互いに配慮しましょう。
(事務局MO)