サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

若い人が「部長や課長になりたくない」という。言いたくないけれど、誰のせい?

2016年12月29日 21時24分34秒 | 日記




若い人が「部長や課長になりたくない」という。それを聞いて、「覇気がない」とか、「部課長がだらしがないから」と言うことをいろいろなところで聞きます。多くの会社でその傾向がありますね。

人のせいにする言い方はよくないのですが、これって誰のせい? 若い人のせいではないでしょう。では、部課長? 分かる気もするけど、若手がいない部課長は若手の分まで仕事しているし、大変そう。

仕事の質。今の経営者が若い頃より今の方が難しい。経営者って、ちなみに今いくつ? 上場企業だったら60歳以上でなんでしょう。だいたいこの世代の人は、その後の大量採用時代の人を部下に持っていたから。人が大勢いますよね。大企業だと優秀な人も取れるしね。御神輿とかいうのは失礼かと思います。バブル崩壊、IT不況を乗り超えてこられたのでしょうから。

部下が大勢いる組織の経験値で経営者になった人に限って、「今の部課長はなにやってんだ」と言うらしいてすね。

部下がいない、または部下が少ない部課長という構造を作ったのはどなたでしょう。経営者ではないですか。もっとも「歴代の、」とつけないと失礼ですが。そのときの業績のため採用を抑制した結果でしょう。むろん、若手が弱い、部課長が今一つという声はあるというもわかっております。それぞれに改善点はあります。

ひとつ提案があります。

一度、現場の人と一緒に仕事してみたらどうでしょう。経営幹部の『現場武者修行』をご推薦致します。新たなモノの見方、人の見方ができるかもしれませんね。「事件は会議室で起きているのではない。現場だ」と。


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