悲しみは空の彼方に ( Imitation of Life、1959米、125分)
監督:ダグラス・サーク、原作:ファニー・ハースト
音楽:フランク・スキナー、歌唱:アール・グラント
ラナ・ターナー(rローラ)、ファニタ・ムーア(アニー)、ジョン・ギャヴァン(スティーヴ)、サンドラ・ディー(スージー)、スーザン・コナー(サラ・ジェーン)、トロイ・ドナヒュー(フランキー)、マヘリア・ジャクソン
タイトルはなんとなく知っていたが、想像とはかなりちがっていた。
大戦後から10年くらいの間の豊かなアメリカ。夫をなくし幼い娘(スージー)を連れて海水浴場に来たローラ、スージーが迷子になり、近くにいたカメラマンのスティーヴに助けてもらい探すと、娘はやはり夫と別れたアニーと娘(サラ・ジェーン)と一緒だった。
アニーは黒人だが娘は白人の夫に似て肌は白い。そして彼女は手伝いとして娘と一緒にローラの家に住み込むことになる。
ローラは女優志向でニューヨークで役にありつきたいと広告モデルからはじめ、次第に成功していく。
しかし二人の娘は成長するにが成長するにしたがい、スージーは男の子とのつきあいに、サラ・ジェーンは母が黒人であることをに悩みながら、いくつか事件がおきる。
サラ・ジェーンが母から離れ、ナイトクラブの踊り子でやっていく中で、トラブルが続き、ローラとスティーヴの仲がどうなるか。
アニーが病で次第に最後が近づくが、敬虔深い彼女は自分の葬儀は立派にとお金を貯めていた。
この時代、ショー・ビジネスの成功をめざす女性、人種差別それも明に見えるところと隠しているところ、若い娘の男性との交際(この時代はまだかなり規制が強かった)など、欲張って詰め込んだ感じはある。
そしてヒロインは大戦中にピンナップガールとしてNO.1だったラナ・ターナー、今でいえばアイドルのサンドラ・ディー、アンバランスなところはあるのだが、それを最後はきわめて立派な葬送行進、サラ・ジェーンの回心、教会で歌うのはなんとマヘリア・ジャクソン、見せるメロドラマとして仕上げたのは、さすが当時のハリウッドだけはある。
アニーのファニタ・ムーアとその娘サラ・ジェーンのスーザン・コナーはこれで助演賞ノミネートされたようで、それは納得できる。特にコナーは内面的なところと踊り子としての目立ち方など、見事だった。
そして私の世代としてはやはりサンドラ・ディーがなつかしい。この映画では端役のトロイ・ドナヒューとともに1960年前後の若い世代を象徴する存在だった。ボビー・ダーリンと結婚したが、その後二人とも不幸だったのは悲しい。
監督:ダグラス・サーク、原作:ファニー・ハースト
音楽:フランク・スキナー、歌唱:アール・グラント
ラナ・ターナー(rローラ)、ファニタ・ムーア(アニー)、ジョン・ギャヴァン(スティーヴ)、サンドラ・ディー(スージー)、スーザン・コナー(サラ・ジェーン)、トロイ・ドナヒュー(フランキー)、マヘリア・ジャクソン
タイトルはなんとなく知っていたが、想像とはかなりちがっていた。
大戦後から10年くらいの間の豊かなアメリカ。夫をなくし幼い娘(スージー)を連れて海水浴場に来たローラ、スージーが迷子になり、近くにいたカメラマンのスティーヴに助けてもらい探すと、娘はやはり夫と別れたアニーと娘(サラ・ジェーン)と一緒だった。
アニーは黒人だが娘は白人の夫に似て肌は白い。そして彼女は手伝いとして娘と一緒にローラの家に住み込むことになる。
ローラは女優志向でニューヨークで役にありつきたいと広告モデルからはじめ、次第に成功していく。
しかし二人の娘は成長するにが成長するにしたがい、スージーは男の子とのつきあいに、サラ・ジェーンは母が黒人であることをに悩みながら、いくつか事件がおきる。
サラ・ジェーンが母から離れ、ナイトクラブの踊り子でやっていく中で、トラブルが続き、ローラとスティーヴの仲がどうなるか。
アニーが病で次第に最後が近づくが、敬虔深い彼女は自分の葬儀は立派にとお金を貯めていた。
この時代、ショー・ビジネスの成功をめざす女性、人種差別それも明に見えるところと隠しているところ、若い娘の男性との交際(この時代はまだかなり規制が強かった)など、欲張って詰め込んだ感じはある。
そしてヒロインは大戦中にピンナップガールとしてNO.1だったラナ・ターナー、今でいえばアイドルのサンドラ・ディー、アンバランスなところはあるのだが、それを最後はきわめて立派な葬送行進、サラ・ジェーンの回心、教会で歌うのはなんとマヘリア・ジャクソン、見せるメロドラマとして仕上げたのは、さすが当時のハリウッドだけはある。
アニーのファニタ・ムーアとその娘サラ・ジェーンのスーザン・コナーはこれで助演賞ノミネートされたようで、それは納得できる。特にコナーは内面的なところと踊り子としての目立ち方など、見事だった。
そして私の世代としてはやはりサンドラ・ディーがなつかしい。この映画では端役のトロイ・ドナヒューとともに1960年前後の若い世代を象徴する存在だった。ボビー・ダーリンと結婚したが、その後二人とも不幸だったのは悲しい。