先日、教室内ではない人前で初めてピアノを弾いた。
あるピアノサロンで小さい集まりがあり、クラシック、ポピュラー、ジャズなどさまざまなジャンルの曲を、技量も様々な人たちが演奏したもの。
ピアノに合わせてヴォーカルとサックスがちょっとあるほかは、すべてピアノソロか連弾である。
私がソロで弾いたのは、今年に入ってから教わりながらやっている Bags' Groove、このテーマを作ったミルト・ジャクソン(ヴィブラフォン)とマイルス・デイビス(トランペット)、セロニアス・モンク(ピアノ)たちがやった演奏が有名である。
これはFのブルース・スケール6音のうちの5つからできているテーマで、まだピアノに慣れていない私としては、これにもう1音加えた6音でアドリブ右手部分を自作し、左手はテーマに書かれてあったコードをこの曲の雰囲気に合いそうな、自分で気に入った調子でやってみた。
右手の音列は記譜後ほとんど変えていないが、音の長さは書いていないので、演奏ごとに多少ちがうはずである。
練習時にゆっくり弾いているときはほとんどはずさないで弾けたものの、本番ではそうはいかなかった。とはいえ、止まってしまうとか部分的に繰り返したりというほどのことはなく、ジャズはこうあるべしといわれるように、止まらずに最後までいけたのでまずまの出来だろう。
これはもっとうまい人でもよくあることだけど、やはりテンポはだんだん早くなってしまった。
ピアノはグランド、それもなんとスタインウェイ! 普段のアップライトと比べると、打楽器的な性格からより弦楽器的な方にふられた感じがある。
もう一つ加えて、Fly Me To The Moon を一緒にジャズピアノを習っている方の伴奏で歌った。これまでもよく歌っているものだが、今回マイクが効かず、ちょっと残念。喉をいためるほどにはならなかったけれど。