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kan-haruの日記

旅ものがたり(2) 土湯温泉、二本松菊人形の一泊旅行(その2)

2006年10月29日 | 旅ものがたり
露天桶風呂
宿泊の土湯温泉山水荘(福島県福島市土湯温泉町字油畑55 地図参照)は、平成9年7月にリニューアルオープンした土湯温泉郷の奥に位置した荒川の畔りにあり、「湯づくし」の宿です。
土湯温泉は、1400年の歴史ある聖徳太子ゆかりの湯です。温泉宿泊の楽しみは、何と言ってもお風呂と食事です。



土湯温泉山水荘の温泉
先ずは、部屋係りからお風呂の案内を聞くと、1階には24時間入浴可能な大浴場のつれずれの湯とたまゆらの湯があります。3階には滝の音を聞きながら楽しむ露天風呂の太子の湯があり、木の桶風呂もあります。6階には大浴場の二階建ての展望の良い淵の湯と滝の湯があり、それぞれには露天桶風呂があるとのことです。その他に、5つの貸切風呂もありますが、旅行会で来た温泉には、大浴場で心いくまで温泉に浸るのが温泉三昧を味わえます。
これだけ施設のある温泉は珍しく、山水荘は温泉が売りの旅館であることでうれしくなりました。

山水荘の温泉は、源泉より60℃の状態で、毎分180リットルという豊富な湯量で引き込んでおり、その温泉に自然の湧水を加水し、入浴しやすい温度に調整して入浴する、源泉かけ流しの単純温泉です。
何と言っても温泉は、湯量が豊富な源泉かけ流しが最高です。温泉の入浴の感じは、透明で無臭であっさりとして物足りなさを感じましたが、豊富な湯量のかけ流し温泉に浸っているとさすがの味わいがあります。

温泉の入浴は、先ずは旅館到着後に1階の大浴場をゆったりと浴び、お楽しみの夕食事後と朝目覚め後には6階の男女時間別交代の滝の湯と淵の湯のそれぞれを入浴して堪能しました。
夕食後に入った二回目の6階の滝の湯は、山景と滝を眺めながら楽しめるゆったりとした大浴場ですが、夜景の景色は山の温泉ならではのもので、かけ流し温泉でたっぷりとくつろぎました。
朝起き掛けに入った淵の湯は二階建てに出来ており、両階には深湯、朝湯、みはらしの湯があり、広い浴室から見る窓いっぱいの初秋の山と二段の滝を眼下に眺めての温泉気分は、日本でのみ味わえる最高のひと時でした。
ライトアップされた庭園の眺めの良い、山水荘が売りの3階の風望天流太子の湯の露天風呂は、残念ながら利用時間の19時から23時までが女性専用時間帯のため入浴ができませんでした。

3階の風望天流太子の湯の露天風呂

土湯温泉山水荘での食事と団欒
食事は、寝室とは別に準備された一階下の部屋に運ばれて、全員で団欒のなか楽しくご馳走を味わいました。食事を運んでくれた係りの娘さんの姓が、兄弟会の姓と同一なのが偶然で、食事前の雰囲気が楽しいものとなりました。
食事「長月お献立(平成18年9月)」には、鍋盛り、造り、焼き物、蓋物、揚物などの料理が豪華に15品と並び、年代的には食事の量の多さを感じましたが、皆でビールやお酒で団欒しながらの宴会のため、カロリーの過多を感じながらも楽しい食事で殆ど残さずに食しました。


楽しい食事の後の男性の部屋では、兄弟の囲碁大会で熱戦が繰り広げられ、秋の夜長を過ごしました。

朝食は、最近のお定まりであるバイキング形式で、和・洋・中華の料理の中から好みのものを選び、デザートで食事を済ませましたが、バイキング形式ですと何でもおいしそうに見え、何時でも少し多めに持ってきてしまい、朝からカロリー過多のようです。

二日目の二本松菊人形への行程
朝食を済ませ二日目の行程は、来る時に見た二本松の菊人形と決まり、山水荘の玄関で記念写真を撮り、9時頃2台の車に分乗して宿の女将さんなどに見送られながら出発しました。
土湯温泉から二本松へは、国道115号を通り前日寄った「道の駅つちゆ」へと辿りました。
昨日通過した「道の駅つちゆ」から、国道115号の土湯バイパスから延長約29Kmの磐梯吾妻スカイライン(地図再掲)を通り、国道70号を経てフルーツラインに入り、再び国道115号から土湯で一泊し、2日目の「道の駅つちゆ」までのコースにより、雄大な吾妻山麓と果物王国の果樹畑を見ながら完全に一周したことになります。

道の駅つちゆには、ちょっと立ち寄り採りたての茸などを自宅への土産として買い、そこからは昨日と逆行の道順でミドルラインの国道459号を南下し、岳温泉で左折し二本松市方向に向かいました。二本松市に入り東北自動車道の二本松ICの出口付近で、須賀川二本松線(国道355号)に入り、道路に面して多数立てられている二本松の菊人形への案内旗を頼りに、菊人形展の臨時駐車場へと向かいました。

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