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入学試験」自分史

2020-08-04 | 自分史
入学試験


 高校入試、大学入試、そして大学院修士課程の入試、博士課程の入試と4回の入試を経験してきた。いずれも、合格した。
高校入試は記憶がないが、大学入試、大学院入試に、不思議に、これは駄目だと思うほど絶望的な出来だったという記憶がある。それだけに、合格の掲示をみたときの記憶はまさにフラッシュバルブ記憶である。
とりわけ、東京教育大学教育学部心理学科の発表掲示を見に行ったとき。自分の番号をみつけて、書類をもらおうと事務室にいった。応対した事務の人の風袋まで今思い出せる。その彼が、封筒をひっくり返しながら、「うーん、ないですね」。「え!!」。「あ、あったあった。こっちにあった」。
それはともかくとして、なぜ、絶望的な出来と判断してしまったのか。
たぶん、自分の書いた(誤った)解答をしっかりと覚えていたからではないかと思う。こんなことがあった。博士課程の入試の終わったあとで、受験仲間と池袋でうさはらしをしようというわけで、茗荷谷の駅に向かっていた。あれこれ試験の話をしながらだっとと思う。信号を渡る直前で、重相関係数の解答に、偏相関係数の話を書いてしまったことに気が付いた。大声をあげのだと思う。隣にいたふくしまさんまでびっくりした表情をしていた。
なぜ解答をしっかり覚えていたか。これも推測だが、それほど冷静に試験を受けていたからではないだろうか。試験に巻き込まれないで、自分をしっかりと保った状態で普段の実力が出せたというではないかと思う。


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