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英検1級試験に合格」75歳試験の思い出

2018-03-18 | 高齢者

英検1級試験に合格
 26歳、徳島大学助手のころ。きっかけは思い出せないが、神戸まで出かけてスピーキングの試験を受けた。20人くらいの受験生が、与えられてテーマでショートスピーチをするような試験だった。冒頭にジュークを入れるアメリカ式をまねてスピーチをはじめたことは思い出すが、しかし、そのあとは何を話したか思い出せないが、これはだめだーと思ったことは思い出せる。でも合格だった。運転免許証とこれが70余年の生涯で手にした資格である。

 後日談。英語、英会話はその後も勉強はしていた。40歳になって文科省の海外研修に10か月にいけることになった。さー、英検1級が役立つと勢い込んで出かけた。ところが、相手の言うことがほとんど聞き取れない。これにはまいった。落ち込んだ。
その話を日本人の英語教員に話したら、海外研修でノイローゼになるのはあなたのように変な自信を持っている人。たとえば、英語教師など。と言われてしまった。

以後、英会話PTSDで、英語を話す人には近づかないようにしている。


BS放送

2018-03-18 | 高齢者
TV視聴時間はそれほど長くはないが、
TV画面は、ほとんど一日中、ついている。
最近のように、政治トピックが次々と出てくると、
どこ局も、取り上げて、ほとんど同じような疑問や提言などで溢れかえる。
見るほうもまたかーとなる。

ところが、あるとき、BS-NHKを偶然見つけた。
これほど喧噪に満ちているマスコミとは一線を画するような内容を
たんたんと放映している。
これはいい!!



自動化崩壊

2018-03-18 | 癌闘病記
人間は努力、あるいは努力感をもって何かをすることを嫌う。
だから習慣化できるものはそうするし
自動化できるものはそうする。

ところが、ひとたび、病人になると、この自動化が崩壊する。
たとえば、今朝の自分。
・起きようかもう少しねてようか
・100回体操は、今日はやめておこうか、
・今日は80回でいいか、それともがんばるか

という次第。
これが朝から晩まで生活の至るところで発生する。
一つのことをやるのに、かつては必要がなかった努力(感)を必要とする。

したがって、起床時間が長いと、疲れるので、ひたすら寝る。
もっともこれにも、寝るか寝ないかの判断コストがかかる。

かくして、病人は、疲れるのである。


生活の中の目標管理

2018-03-18 | 健康・スポーツ心理学
生活の中の目標管理 

1)生活の中の目標 

普通の生活の中で、目標を絶えず意識はしていないが、それでも、目標なき日常生活はない。日常生活といえども、ほとんどは無意識化された、長短大小とりまぜた目標構造のなかで営まれている。
・いついつまでに体重目標5キロ減
・土曜日までに全室掃除
・8時までにごみ運びだしなどなど
そして、それらの目標構造の網の目のなかで、場当たり的に目標を意識化して
行動してこなしている。そして、皮肉なことに、日常生活がうまく回っているとき、換言すれば、目標達成できているときには、その目標はほとんど意識から消えているのが普通である。

日常生活における目標の特徴は、3つ。
・多数ある
・状況によって変わる重要さの軽重がある
・関係のネットワークを作っている

たくさんの重さの違う目標がひもで複雑につながっていて、それが水を張った洗面器のなかに浮かんでいて、浮かんだり沈んだりしているイメージで考えるとよい。
・水面に浮かんできている目標が、意識化された目標
・水面の下のほうになればなるほど、目標達成が自動化されて無意識化された目標が多くなる
・洗面器が揺さぶられると(何か起こると)、ある目標が沈み、ある目標が浮かんだり、別の目標とあらたなリンクを張ることになる。


2)両極端な2つの目標
「日常生活的な無意識化された目標」
日常生活で目標を意識するのは、その時その場、とりわけ目標達成の障害になる、ちょっとしたミスや不具合が発生した状況に誘発されてのことが多い。しかし、そのような状況は、生活全体としては、比較的うまくいっているといえる。
・電気を消し忘れた>外出ときには、電気を消す目標を忘れた
・パソコンの起動ができない>目標達成までの手順を忘れた

「緊急かつ特異的に設定された意識化された目標」
たとえば、体重増加が健康にまで影響するような状況が発生すれば、ダイエット目標が他のあまたある目標はさておいて、最優先の目標として設定せざる得なくなる。
あるいは、子どもの受験が1年後に迫ってくれば、合格目標を家庭生活のトップ層の目標にせざるを得なくなる。

この2つは、いわば極端な場合であり、現実の生活のなかでの目標管理は、この間で揺れ動いている。
たとえば、最初は、「緊急かつ特異的に設定された意識化された目標」にしたがって、ダイエット行動をしていたが、知らず知らずに(目標が無意識化されてしまい)ついついダイエット目標からかなりはずれてしまったこと(リバンド)に気が付いた(目標未達がわかった)ので、再度、「緊急かつ特異的に設定された意識化された目標」として改めて実行することになる。

3)目標を達成するのに大事なことは、
・目標に向けての行動が定着(習慣化)するまでは、水面上に目標を浮かばせておくこと
 (目標の活性化と目標への漸進的歩み)
・周りの目標とリンクさせて、ダイエット目標だけを孤立させないこと
  例 「定時食事の厳守」「通勤での階段のぼり」など