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企画の時代 ]心の風景

2017-09-25 | 心の体験的日記
●企画が勝負

就職面談で、学生にどんな仕事をしたいかと聞くと、企画部門へ希望が集中して困るという話を聞かされたことがある。これを逆用してか、営業中心の会社にもかかわらず「---企画」なる名称を使って人材集めをする会社もあると聞く。  学生は世の中の動きに敏感である。こんな話を聞くと、世の中、企画の時代なのかなとも思う。

●企画にはタイミングがある  
企画には、現実改革の色合いがある。企画内容そのものをどうするか以前の問題として、そもそも企画が必要なのかどうか、換言すれば、現実を変える必要があるのかどうかの認識がまず必要である。  
多くは、現実がどうにもならなくなってから、その認識が生まれる。それでは遅すぎる。かといって、機が熟しないときの企画はつぶれて/つぶされてしまうのがおちである。  
いつものことをいつものようにやりながら、しかし、それに埋没しないで、企画マインド、というより改革マインドを絶えず働かせながら、機を待つことになる。

●企画には能力の総合デパートが必要   
さて、企画の必要性が認識されたとして、では、企画の立案から実行までには、どんな能力が必要とされるのであろうか。  
まず、企画の立案に必要な能力には、情報収集分析力と洞察力と論理力が必要となる。  
情報収集分析力とは、現実の中で何が問題かを見つけ出すことである。  
洞察力とは、問題の解決策を直観的にだせる力である。  
そして、その問題設定や解決策が妥当であることを論理的に記述できる力が論理力である。  
企画の実行段階で必要となるのは、表現力と段取り力である。  
表現力とは、企画を内外の人々に理解し納得してもらう力である。  
段取り力とは、計画--実行--評価のための仕組を作る力である。

●失敗を通して企画力を高める  
自分の立てた企画が100発100中などということはありえない。どこかで失敗するほうが当たり前である。  
人は成功体験からも失敗体験からも学ぶ。 どちからより多くことを学ぶかというと、一般的には失敗体験からである。  
成功体験はその成果が際立っていればいれほどうかれしまい、その過程で何があったかまで詳しく分析しない。学びが浅くなる。  
それに対して、失敗体験は、「なぜ、失敗したのか」の原因にまで立ちかえらせることになる。そこには、おのずと深い学びがある。  
もっとも、失敗の結果に打ちひしがれてしまい、学ぶどころではない状態に陥ってしまうこともある。これも、しかし、失敗を繰り返すことで失敗耐性のようなものがついてくることもあるので、失敗を恐れない挑戦心も大事である。

おしゃべり「お喋りを女性専用にするな」

2017-09-25 | ポジティブ心理学
おしゃべり「お喋りを女性専用にするな」

●おしゃべり2題
まず個人的な体験をもう一つ。
女子学生のおしゃべり。こちらのほうは、また別の意味で、気になっていました、というより困っていました。授業中の私語はむろん、質問したりすると、すぐにお隣に助けを求めるのです。
おまけに、こんなTV番組もあります(もう今はないかも)という紹介。
フジテレビ8。6時半から7時は、「はや朝」松居直美、磯野貴理、森尾由美のごく自然なおしゃべり(最近は視聴したことがないので、もう終わったのかも)。
続いて、7時から「ボクら」坂下千里子 久保純子 ユンソナ(レギュラーで
はないかも)の子持ちタレント談義。こちらは、ややまじめなおしゃべりというか井戸端会議風(こちらも最近は視聴したことがないので、もう終わったのかも)。
 というわけで、女性の特技、いや必須の社会的スキルであるおしゃべりを、心の元気という観点から考えてみます。

●おしゃべり療法?
 ネットで検索していたら、おしゃべり療法なるものがひっかかってきました。
あれこれみているうちに、はたと気がつきました。
 要するに、カウンセリングは、カウンセラーとクライエントとのおしゃべり基本になっているのですから、おしゃべり療法すなわちカウンセリングといってもよいかもしれません。
 もっとも、カウンセリングではおしゃべりという言葉は使いません。おしゃべりなんていうと、その筋の専門家から叱られます。対話とか傾聴といったいかめしい言葉に置き換えたほうが適切です。
 いずれにしても、おしゃべりの中にある、気持ちの解放機能や、思考の整理機能に着眼したものと言えます。
 ちなみに、おしゃべりには、もう一つ、情報交換機能があります。うわさ話や秘密の開示です。

●心を元気にする効果的なおしゃべりのコツ
 ここでは、もうあらためて女性のおしゃべりは想定しません。どちらかというと、おしゃべり下手の男性向けのコツの伝授です。
① 気さくさ、フレンドリーな言動をする
「男の沽券にかかわる」なんて言い方があります。プラスのジェンダーバイ
アスだと思いますが、まずは、家、近隣、遊びなどの場では、このあたりを捨てることが必要です。
さらに、一定の地位につくと、その地位にふさわしい言動を周囲も期待し、
本人もその期待に沿うようにします。これが定着すると役割性格として、第2の人格になります。そして、これが気楽なおしゃべりをする障壁となりがちです。自分からもおしゃべりしない、まわりからも敬遠となりがちです。
こうしたことを克服して気楽なおしゃべりの場をつくりには、気さくさを演
出し、さらにフレンドリーな言動を心がけるとよいと思います。軽く見られるくらいでないとおしゃべりの場は生まれませんから。

② おしゃべりはキャッチボールのようなものと心得る
 誰からが話したら、かならず、それを受け止める、誰も球を投げてこないようなら、自分から投げる。
 これがおしゃべりです。
内容や話のつながりはどうでもいいのです。こんな話題転換のキーワードを覚えておくとよいかもしれません。
 「ところでさー、―――
 「話は違うけどさー、―――
 「そうそうそういえば、――――

③ 自己開示を心がける
おしゃべりには、親しみが必要です。よそよそしい関係では、おしゃべりは
成立しません。
親しみを作り出すには、自分の気持ちやプライバシーを相手に開示することが有効です。
「最近、調子がでなくてねー」「昨日、テニスで全勝してねー」「孫がひさしぶりに来てくれた」などなど。
自分から開示すると、これに相手も応じます。それが、お互いの「秘密の共有」となり親しみが湧きます。そこから充実したおしゃべりの場が生まれます。

④ 聞き上手になる
おしゃべりは双方向的なものです。あなただけが一方的に話すのは、だめです。むしろ、相手に話させて聞いてあげるくらいの気持ちが必要です。それがあなたのおしゃべりを受け入れてくれる環境づくりになります。
⑤ それなりのお膳立も必要
 朝日新聞(2011年6月5日付け)に、イラストレター・益田ミリ氏のこんな話が載っていました。
 女子会では、乾杯が終わると、お土産交換が始まるのだそうです。それをテーブルの上に出したまま、おしゃべりがスタートするのだそうです。男は何をするのだろうとも。
 おしゃべりにも、それなりの工夫をしているのですね。乾杯好きな男も、ことおしゃべりについては、女子に完敗です。

老後、余生」シリーズ気になる日本語

2017-09-25 | わかりやすい表現
余生 余った人生
老後 老いた後

文字通りの意味

余生、何をして過ごしますか?
老後の楽しみはなんですか?

なんて言われたら、怒るよね。

余生を楽しみます。
老後を充実させます。

と自分で言う分には、ありだと思うが。

いずれにしても、なくともいい言葉かも。


「参考」ネット検索したら以下の記事。部分引用させてただく。

「老後」という表現
村 山 正 則

「老後」を広辞苑でみると、「年老いて後」。「年とって後」―― とある。

「後」という表現は、あることが終ったのちのことを示すものである。食後、戦後、卒後、病後、―― 。しかし、「老後」という文字をつくづく眺めていて、どうもフに落ちないのは ―― ボクだけか。
ーーーー
この調査では「老後」という語句から受ける印象を様々な表現で教えてくれている。
 若年者の印象としては、「隠居」、「気楽」、「自由」、「悠々自適」、「第二の人生」、「ゆとり」……。
 現実に六十代以上を生きる年令層の方は、曰く、「孤独」、「絶望」、「退屈」、「不安」、「ボケ」、「介護」……。現実生活からの切実な印象ではあろうが、これは「老後」という文字が高齢者に退廃的感情を先走しらせるのではなかろうか。

二十一世紀は「老後」という表現を廃して、「老入り」と称したら、いかがなものか。

学費無償化

2017-09-25 | 心の体験的日記
今回の選挙のキャッチ公約になりそう。
誰も反対しない、できない公約。

消費税増税とセットでの提案もうまい!

自分の教育は、小学校から始まる。
当時は、保育園や幼稚園は、田舎だったので皆無だった。
野畑が教育の場だった。

小中学、高校と公立、そして国立大学とその大学院3年も含めて
6,3,3,4,3年の合計19年に及ぶ。

その間、少なくとも学校に収めるお金にはほとんど苦労しなかった。
なぜなら、きわめて安かったし、大学では、奨学金ももらえ、しかも、
教員になれば返却無用だった。

実際は、いくばくかのお金はかかってはいたが、ほとんど意識することなく
学生生活が遅れた。
実質、学費無償化が実現できていたのだ。

状況がかわったのが、私立大学が増え始めて、学費が年100万を超えたのが平成4年頃、
それに引きずられるようにして国立も60万くらいになったあたりから。
お金がないため進学できない子供、奨学金を卒業後に返却できない子供が増えてしまった。