hiyamizu's blog

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木村多江『かかと』を読む

2010年12月30日 | 読書2

木村多江著『かかと』2010年4月、講談社発行を読んだ。

宣伝文句はこうだ。
日本一不幸が似合う女の『幸福になれる本』心のダイエットがあなたを魅力的にする。不幸が似合うといわれた女の心の贅肉の落とし方。


演技派女優の率直な初めてのエッセイだ。若く下積み時代の、目が小さいなど顔のコンプレックスを持ち、自分では女優と思わないのにそう呼ばれ、映像の世界に出るようになってからは好きな舞台出演を禁止された、など悩みを率直に語る。

楽天ブックス著者インタビュー」にこの本についての木村さんへのインタビュー記事がある。



木村多江
1971年東京都江東区生れ。舞台女優として活動後、ドラマ「リングー最終章」の貞子役、「大奥」などで人気となる。2005年結婚、2007年妊娠し、ドラマなどに穴をあける。初主演映画「ぐるりのこと。」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞などを受賞。
木村さんは言う。「“不幸が似合う女優”と呼ばれるのはいいが“不幸な女優”と呼ばないで。そこは略さないで欲しい」
映画「ぐるりのこと。」では、毎度自分だけなんども“ダメ出し”され、まわりは芝居上手ばかり。どんな仕事だって必ず終わるんだと自分に言い聞かせて現場に向かう。その結果が栄誉の受賞。



私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)

気取らない人柄がわかり、自然な生き方にも好感が持てる。若い時の下積み、アルバイト生活が気持ちの良い性格をつくっているようだ。
文章も読みやすく、1ページ13行で約140ページと分量も少なく、特に濃い内容ではないので簡単に読める。通勤の行きと帰りで面白く読んでしまった。

ファンには必見だろうが、是非読みたいという本ではない。



例によって、本筋に関係ない部分を一つだけ。

4日のオフを利用して、断食ツアーに参加。無事戻って、おかゆを食べる。「硬いものと、油ものは急に食べないでください」との注意を忘れ、ピーナッツを7粒食べた。みるみるお腹がふくらんで、救急車を呼ぶはめになり、事務所にも知れ大騒ぎに。断食恐るべし。



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