hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

山崎ハコを聴く

2010年03月02日 | 趣味

ハコちゃんの、といっても50歳は過ぎているが、ライブが身近であると知り駆けつけた。2月28日(日)武蔵野商工会館で開かれた山崎ハコのライブだ。



入場無料で、先着50名のこじんまりしたライブだ。開場30分前に並んだのは10名程度、全部おじさんよりおじいさんに近い人(私を含む)。
会場は普段は市役所の地域情報コーナーで、ステージと言っても10cm位の段があるだけで、パイプ椅子が50人分並んだ前から2列目に陣取る。

山崎ハコが登場する。150cmもないだろう小さな身体に大きな目。高校生でデビューし、今年35周年。”暗い”と言われ続けて、笑うこともできなかったという。そして、目をつぶって、首をすこし振ってギター弾き語りで歌い出したのが、「織江の唄」。「信介しゃん うちはあんたに逢いとうて・・・」と福岡弁?で訴える。作詞は五木寛之で、「青春の門」のテーマソングだ。

炭坑町近くで生れ、横浜で出てきて2年でプロになったが、その後も長らく横浜に住み続けた。どぶ川が好きで、歌っていると目に浮かぶと言って、「ヨコハマ」を歌い出す。

つづいて、美空ひばりの「りんご追分」。良く通る声で、あいだに入るセリフも臭くない。激しい間奏の後の2番はちょっとジャズ風。サポートギターは、演奏・作編曲などいつも一緒の旦那の安田裕美。

「Beetle」「会えない時でも」、そして17歳で作ったデビュー曲「飛びます」をキーが苦しいと言いながら歌って終わる。
曲の合間の話しかたは、なんとなく緊張しているようで、慣れていないような様子がこれも良い。しかし、歌いだすと小さな身体全体が楽器になって、張りのある大きな声が響く。歌詞をはっきりした日本語で発音するのも好感できる。
ハコちゃんを良く知らない人は、「山崎ハコの世界」を。



続いて、司会も兼ねる松野こうきの歌。1980年ポーラ化粧品のCMソングになった「クィーンはまぶしい」で知られる(私は知らなかったが)。「むさしの-FM」の朝のエリアゾーン9:00―13:50の火曜日と水曜日の担当でもある。こちらも数曲歌い、歌は上手いし、ギターとハーモニカも器用だが、日本語の発音をくずして歌うので、歌詞が聞き取れない。

最後に、山崎ハコと松野こうきが、二人でハコの「横浜ホンキートンク・ブルース」をご機嫌に歌って終了となった。身体をクネクネさせて歌うこうきとシャンとしたハコの対比が面白い。

この模様は、3月6日の20時(再放送3月9日12時)から「むさしの-FM」で放送される。私も出演しているから聴いて欲しい。ただし、拍手だけだが。



最後に、山崎ハコのデビュー35周年記念アルバム「未・発・表」¥3,000なりを買って、サインしてもらい、小さな手と握手してホクホクして帰った。

BEETLE / 会えない時でも/ 未来の花/ 白い花/ 気分を変えて/ 飛びます/ 織江の歌 / リンゴ追分/ 横浜ホンキートングブルース/ 新宿子守唄/ あなたの景色/ ヨコハマ/ BEETLE(アコースティックVer.)と、今日の曲が全部入っている(逆?)。

パソコンでリンゴ追分を聴きながら、これを書いている。浅川マキ亡き後、ハコちゃんにはメジャーにならずにシコシコ頑張って欲しいとわがままなことを思う。




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