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いま、そのとき、かんがえつつあること。

めぐる

2007-06-05 | ブログ
鬼束ちひろさんが ひさしぶりに3曲いりCDをだした。曲調は これまでどおりの路線で、こえの感じは「私とワルツを」以降のもの。「秘密」という曲が たいへんいい。

アレンジ(編曲)するひとが かわったのだけど、そのへんの違和感はない。

iTunesで きいていて、「秘密」のつぎに「月光」が はじまり、ああ いいなと感じた。やっぱり初期のときが全盛期だったからでもあるが、ぐるりと一周めぐった感じが心地よかった。こんなふうに、めぐりめぐるものなんだろうと。なにもかもがね。
韓国の映画『春が来れば』の空気と音楽が わすれられずにいたのでDVDをかった。監督と主人公を演じたチェ・ミンシクの音声解説をきくと、ああ やっぱり いいなと。人生ってそういうものでしょ?っていうのをさらりと表現したようなところがいい。劇的な事件は おこらないし、一気に性格や いきかたが かわるってことはないんだけど、だけど、すこしずつ変化していくものだと。

夢と現実の中間をえがこうとしたというコメントに、そういえば、そういうのも ありなんだよなと。映画の空気と、それにあったメインテーマ(音楽)が ちゃんと いきている。だからよいのだ。この映画も、「めぐりめぐる」ようすをえがいている。かえってくるところを。