羊の歌

見たこと。聞いたこと。考えたこと。
感じたこと。・・・思いのままの手記

農業祭

2011年02月06日 16時28分14秒 | 地域

 地域の農協が支店ごとに開催する農業祭があった。私は役員の一人として、また、「熱海ワナの会」(狩猟免許を持っている人の会)の会員として、いわば、主催者の一人として、参加した。主催者といっても、ただ、いるだけで、特に仕事があるわけではない。「ワナ会」は、毎年、この農業祭に、「しし鍋」を作り来てくれた人たちに無料でふるまっている。今日も、「しし鍋」を食べようと、たくさんの人が行列を作り、大きな釜に2釜作った多賀、瞬く間に終わってしまった。今日は天候にも恵まれて、例年に比べて、来客は多かったように思えた。地元産の農産物の直売も行われ、9時から販売を開始したのだが、近所のスーパーに比べても2~3割安とあって、10時を少し過ぎた頃には、用意した野菜はすべて売れてしまった。地元の「太鼓」のグループや、地元の高校で沖縄の「エイサー」をするグループがあり、その演技もあったりして、盛り上がった。イベントの最後には、餅や菓子を、節分の豆まきのように役員が撒いて、特に問題もなく、今年の「農業祭」は幕を閉じた。

 この「農業祭」、毎年「年中行事」として開催されているのだが、なぜか、「マンネリ化」しているような気がしてならない。というのも、地元農業が、あまり盛んでないことにも起因する。今や農作物は自家用が主であり、販売農家はほとんどない。この地域は、柑橘が主力ではあるが、それも、他地域の栽培規模に比べれば、ほんのわずかでしかない。まさに、農業協同組合として、農業の振興をどのように図っていくべきか、その真価が問われている。「TPP」や「農協事業分割論」など、農協をめぐって大きな課題が提起されているが、これらに対して、どのように対応していくのか、また、いくべきか、今、農協が問われている。

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