このところ明るい話が少ない中で、久々にビッグな明るいニュースが、西の方から飛び込んできた。「なでしこJAPAN」が、女子サッカーのワールドカップで、アメリカを破って優勝した。私は、この試合の実況中継が、行われることは知っていたが、18日深夜であり、決勝戦の相手は、世界ランキング第一のアメリカであり、高さ(身長)の差もはるかに大きく、「勝てるはずがない」と思って、見なかった。ところがである。朝、ニュースを見ていたら、勝ったというではないか。アメリカに先取点を取られ、追い付き、延長戦でも、先に点を取られたが、また追い付き、PK戦に持ち込んだ。まさに“執念”である。
日本の女子サッカーは、世界の頂点に立った。今後、女子サッカー人口は、飛躍的に増加するであろう。サッカーは、私が高校生時代は、野球に比べれば、“花形”ではなかった。しかし、今では、野球の選手を目指す子供たちに劣らぬほどの多くの子供たちがいる。女の子の中では、野球よりもサッカーの方が多いし、これから確実に増えるであろう。野球はアメリカを中心に盛んだが、サッカーは世界中に広がっている。蹴るボールと場所さえあれば誰でもプレーすることができるのだ。政界をはじめとして、とかく暗い話題が多い中で、「なでしこ」の選手たちが成し遂げてくれた快挙に、おしみない拍手を送りたい。