羊の歌

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北朝鮮で権力の世襲か

2010年09月29日 20時43分58秒 | 国際問題

 北朝鮮で、朝鮮労働党代表者会が、約40年ぶりに行われ、中央軍事委員会副委員長に、金正日総書記の三男、キム・ジョンウン氏が抜擢された。中央軍事委員会の委員長は金正日氏で、ジョンウン氏は、中央軍事委員会のナンバー2に就任した。党政治局、党書記局など、他の要職には就かなかったようだが、党中央軍事委員会の副委員長に就任したことで、金正日氏の後継者として名乗り出た。北朝鮮では、三代にわたって権力が世襲されることとなりそうだ。


 わが国も、1968年江戸幕府が倒れるまで、政治権力は、徳川氏が15代にわたって世襲していたが、今日、世界広しといえども、政治権力が世襲されているところは、ほとんどない。朝鮮半島は、かつての朝鮮戦争の結果、南北に分断され、「大韓民国(韓国)」と「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)」の2つの国が北緯38度線を境に対じしている。第二次世界大戦後の「冷戦」によってつくられた“悲劇”が、ソ連共産党が崩壊し、ベルリンの壁が崩壊して、東西両ドイツが統一された現在、今もなお、なぜか、南北朝鮮は、昔のままである。


 わが国にとって、朝鮮半島は、隣国であり、大陸や、ヨーロッパなどの文化をもたらした通り道であり、韓国とわが国との交流は、最近とみに、深くなっている。だが、北朝鮮とは、今もなお、平和条約が締結されておらず、「拉致問題」をはじめ、たくさんの課題があるにもかかわらず、外交関係も確立されてはいない。「近くて遠い国」であり、北朝鮮社会や国民の状況は、ベールに包まれたままである。そんな状況にある国で、権力の世襲が行われることは、今後の日朝関係が、どのように変化するのか、関心を持たざるを得ない。私は、北朝鮮を30数年前に訪問した経験もあり、依然と、今日とは、大きく異なっているとは思うが、かつて、「帰還船」で北朝鮮へ渡った中学時代の同級生もおり、機会があれば、もう一度訪問し、同級生にも会いたいと思っている。韓国も北朝鮮も同一民族であり、2つの国が分断されていることは好ましいことではない。いつか統一国家ができることを信じているが、ただいがみ合っているだけではなく、統一の方向に向けて、一歩でも二歩でも前進することを祈っている。
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