先日、午後3時ころだったかな~
自転車で路地裏を走っていると
首輪をした白い犬が一匹、ふらふら歩いていました
いやな予感「ま、迷子…」
また遭遇しちゃった?これで、3度目
ちがう、ちがう、私の思い過ごし
これからおうちに帰るんだよね
今捕まえたら、かえって犬にとって迷惑…だよ
うーん、でも気になる
心配…
車が来た!どうぞお先に…。
車の窓から優しそうな女性が「迷子かしら…」
「うーん…そうのような…ちがうような…」
車の女性が「私の犬、去年死んじゃって」
「私もです」意気投合
「おうちに帰るのかもしれないので、私自転車でついていってみます」
その人もついてきてくれました
いい人だぁ~
「ワンちゃ~ん」呼んでも振り返らず
家に帰る様子も無い…。
やっぱり、迷子だぁ~
そのうち大きい道路を渡ってしまったので
これでは、車にひかれる…
「私捕まえますので、その間に保健所に電話して誰か
探していないか聞いていただけますか?」
…とはいうものの
知らない犬は少し怖い
紐があればいいのだけれど
勇気を出して
捕まえた!
いい子でした
かえって捕まえてもらったことで安心したみたいで
あばれも、おどろきもしなくて…
「もう大丈夫だよ、大丈夫だからね」というと
私にべったり甘えてきました
涙が出ました
老犬で、目がよく見えないみたい
「不安でいっぱいだったんだね」
車の女性がうれしそうに走ってきました
「白い犬で、首輪が赤の犬、探していますって!!」
首輪…かなり汚れているけど
「赤だ!」二人同時に言いました
飼い主さんに直接電話できました
3時間ほど前に、ちょっと目を離した時にいなくなったのだそうです
だいぶ、遠くまで来ちゃったんだね
よく、車にひかれなかったね
飼い主さんと待ち合わせて、車でおむかえ
やさしそうなおじさんで、安心しました
バイバーイ
二人とも「よかったね~」「よかったね~」
彼女ともお互い、名前も名乗らず、お別れしました
去年3月に、飼っていたワンちゃんを亡くして
もう飼わないと思っていたのだけれど
保健所で処分されそうな犬を飼うことになったのだそうです
すてきな人でした
またどこかで会えるといいなぁ~