日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

大恐慌入門 船井勝仁氏

2009-03-14 08:30:32 | 船井幸雄氏
 「大恐慌入門」を読まれた船井勝仁氏が、感想を書かれています。私も先月、大恐慌入門を読みましたが、とても恐ろしい本でした。昨年読んだ副島隆彦氏の「恐慌前夜」は、米国や欧州は滅ぶが、中国やロシアが壊滅的な打撃があるとは、書かれていませんでした。
 ところが、大恐慌入門には、米国や欧州の崩壊より先に、中国やロシアが崩壊すると書かれています。確かに中国やロシアの株価は昨年より60%以上も下落してしまってます。
 これから資本主義の崩壊が始まりますが、「今だけ、自分だけ、お金だけ」の自己中経済が滅んで、強いもの勝ちではない、思いやりのある社会が現出されていくのだと思います。そういう意味では、資本主義の崩壊は歓迎すべきことだと思います。ただ、その過程では企業の倒産や失業、貧困など大困難が待ち受けていると思います。加えて天変地異などもあるかも知れません。日月神示にも、人間は大困難を避けて通れないと書かれていますが、大難を小難にまつり変えるとも書かれていますので、その分かれ目は今後の我々人間の洗心と正食の実践にかかっているのだと思います。

<記事転載>
----------------------------
船井勝仁のウィークリーレポート


 『大恐慌入門』

 こんにちは船井勝仁です。

 遅まきながら朝倉慶さんの『大恐慌入門』を読みました。

ざっとは読んでいましたし、気にはなっていたのですがなかなか熟読できずにいました。

ある講演会の準備のためにどうしても読む必要に迫られて、

他の人が退社した後の夜の事務所でコーヒーを飲みながら腰を据えて読み始めました。

 すぐに、なぜ読めなかったかが分かりました。

あまりにも内容がすごくて本能的に怖くて避けていたようです。

朝倉さんは投資の現場に絶えず関わっている金融分野の超プロです。

欧米の巨大金融機関がつぎ込めるだけの資金をかき集めて、

それをデリバティブ市場(本当は相対取引なので市場すらないそうです)

という超巨大鉄火場で生きるか死ぬかの大ばくちを打っていることを直感的に

日本人では誰よりも正確に理解されているようです。

 朝倉さんが上記のことを気づかれる大きな要因として

船井幸雄の『断末魔の資本主義』

を読まれたことをあげていらっしゃることは、

大変うれしく思いました。

息子の私でさえ、「資本主義がつぶれるなんて言っちゃって本当にいいのだろうか?

ましてや本まで出してしまって大丈夫かなあ?」と出版された2002年当時は思いました。

 当時、船井キャピタルという船井総研子会社のベンチャーキャピタルの経営に携わっていましたので、

父が書いていることの意味はそれなりに分かったつもりでした。

実際にエンロンの破綻が原因で絶対に安全だと思われていたMMFが元本割れを起こし、

ファンドで預かっているベンチャー企業への投資資金の一時的な運用をMMFでしていましたので、

大きな問題になったことをよく覚えています。

 しかし、何年かすると今度は新規公開した株は絶対値上がりするという新規公開バブルが来て、

ベンチャーキャピタルの業績はみるみる回復していきましたので、

父の警告の本当の意味を忘れてしまっていました。

朝倉さんは、株式市場や景気が回復してみんなが浮かれた状態になった時にも、

これは見せかけの回復でしかないことを理解されいざというときのために備えていたので、

自分の顧客に対して的確なアドバイスを絶えず行うことができたようです。

『大恐慌入門』では、父が『断末魔の資本主義』を出すきっかけになった、

LTCMとエンロンの破綻の原因を超プロとして的確に分析され解説されています。

LTCMはロボットトレーディングがプログラムエラーを出して破綻したものであり、

エンロン事件の本当の怖さは粉飾決算にデリバティブを利用した点にあるのです。

現在の金融恐慌の原因を作ったデリバティブ市場で起こっていたことは、

巨大金融機関がレバレッジ等の手法を使ってかき集めるだけかき集めた

巨大な資金を違法ではないもののほとんど粉飾決算のようなやり方でつぎ込み、

見せかけの利益をあげて巨額のボーナスを山分けしていたことです。

また、現在の金融市場で起こっていることはロボットトレーディングが大混乱の中で

一人勝ちの様相を示して、今何が起こっているか全く理解していないにも関わらず

“のこのこ”と鉄火場に遅れて参加してきた日本の金融機関等の

カモのマネーをすべて奪い取っているということです。

 気の弱い方は、父の『2009年 資本主義大崩壊!』を読まれてから

『大恐慌入門』を読まれることをお勧めします。

読まれるからには、ぜひ、この本の本当の怖さの意味をご理解するまで熟読されるか、

朝倉さんのセミナー等に参加されて本質を理解してください。
-------------------------


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 聖書の暗号 中矢伸一氏 | トップ | アセンションは他力本願では... »
最新の画像もっと見る

船井幸雄氏」カテゴリの最新記事