ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

散華の如く~女の戦、その終焉~

2013-11-02 | 散華の如く~天下出世の蝶~
塩川「あ、御屋形様…」
女たちが作業の手を止めて、殿にひれ伏した。
殿直々、女の戦…その終焉をその目で見届け、
女たちの戦場と惨状を、その目に焼き付けた。
信長「何をしておる、戦は終わった」
早う饅頭を皆に分けよ、腹が減った。
帰蝶「殿ッ」
私が女たちの現状を告げようとしたら、
信長「筅丸が泣いて止まぬ。何とかせい」
せんまるとは、側室生駒の子で茶筅丸のことで、
帰蝶「筅丸…」
私が心配のそぶりを見せる…と、
帰命丸「ぷぅ」
むくれて、あっち向いて、ほい。
帰蝶「あぁ…」
大凡何があったか分かったが、
暴動を起こした当事者の私が、この場を離れるわけには…
「と?」
信長「連れて行け」
帰蝶「ちょ…え?」
かつての人質に連行され、
帰命丸「母ッ母ーッ」
また母子が引き離された。
帰蝶「信輝、離せ…このぉ、」
ぶん殴ろうとしたら、
信輝「義姉さん、今日はお疲れ様でした」
帰蝶「え?」
ドン、
信輝「しばらく、頭冷やして下さい」
寺の本堂に、閉じ込められたぁ~!


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