ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

神秘の水、アムリタ

2014-09-21 | ~ 出 産 ~
「私の、(お乳)出にくいですか?」
助産師さんにお乳チェックしてもらった。
むぎゅッ、
「ッ(イタッ)」
右乳の脇に大きな塊があって、母乳渋滞を引き起こしていた。
その渋滞を緩和したら、出るわ、出るわ、お乳がでるわ、で、
お乳を鷲掴み、すると、お乳はぴゅーッと噴水みたいに出た。
自分で揉むと力をセーブしてしまうので噴水になることは少なかった。
しかし、躊躇容赦ない助産師さんの乳マッサージは一発で噴水させる。
助産師さんは私の乳噴水を浴びながら、
揉む。揉む。揉む。
ピュ、ピュ、ピュ、
いったい、どこでその乳マッサージを習得するのだ?
どんだけの乳を揉んだら、そうなるのだ?
私は揉み解されながら、その技を盗もうと試みた。しかし、噴水はすぐに終わった…。
「大丈夫です。十分に出ますよ」
余り出すと、勿体ないらしい。
お乳とは貴重であり、神秘としかいいようがない。
インド神話で月から流れ出るアムリタ(甘露水)というものがある。
神々や悪魔が世界を舞台にそれを廻って、大戦争を起こす、なんて話であるが、乳白色のそれは、まさに、お乳だ。
入院中、私のアムリタを固く信じて疑わない助産師さんがいた。
多くの男性陣から、無礼にも貧乳とレッテル張られる私の乳で。アムリタなんて出せるはずがないと思っていた。しかし、一人の助産師さんはこう言った。
「金田さんの、出ますから」
何を根拠に?どうしてそんな自信を持って、出ると言えるのか?
「青い筋が見えるから」
つまり、胸が小さいとか、大きいとか、関係ないらしい。
胸の青筋がアムリタの通り道で、私のはくっきりと、無数に浮き上がっていたのだ。
妊娠したら体質が変わるというが、お乳もそれなりに準備をしていたというわけである。


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