ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

改革の象徴 黄巾の旗印

2012-09-14 | 日記
ドン、ドーンと花火が上がり、
「あ…今日は、運動会か」
耳を澄まし、至る所で上がる開戦合図を聞く。
懐かしいな。
毎年恒例、運動会の前日だけは、天に祈った。
「雨よ、降れッ」
テルテル坊主を作って、独自流派で祈祷した。
そんな私の祈祷術を見て、天が、カカカッ、と高笑い。
運動会当日は、快晴だった。
照り付ける太陽と、燦々と降り注ぐ愛なら美空ひばりだが、実際に降るのは紫外線。
容赦なく、カンカンと照り付ける太陽で、夏らしい肌の色 小麦色となる…なら良いが、
何分、肌が白く弱く、一度焼くとかなり赤い。
さらに悪化すると皮膚科へ直行しなければならない、火傷の類だ。
それだけは避けねば…と、
「う…、せんせ…お腹が…」
体をくの字に曲げて、激痛に顔をゆがませ、
「なら、休まれ…」
と、温かい言葉を掛けて抱けるような顔面蒼白が功を奏し、運動会の練習はよくサボった。
※良い子は真似するな♪
有り難い。これで。とにかく、紫外線を避けて通れる。
昔からの性分で、ヤじゃッと思うと、とことんまで避ける傾向がある。
一度イヤになったら、なかなか好きに成れないものだ。
が…、嫌いと思しき苦手なモノは、笑顔でやってくる。
「皆さんの日頃の行いが良く、快晴に恵まれ…」
校長の御挨拶通り、運動会開催。私もしぶしぶ参加させられた。
そんな時代もあったよね、と時代を回想し、現代に戻る。
四神獣 青龍、朱雀、玄武、白虎の四方の神を旗印にそれぞれ色分けして戦…
「げ?」げげげげげ玄武様が…いな~いッ。なななななな…何たることかッ。
少子化問題が、玄武様にまで及んでいたとは…。
黄色のテント及び、旗が撤収されて、
「なななな…」無かった。
何も織田様の旗色を削除せんでもよかろうがッ!
一人で憤慨していたが、子供たちは何のその。
ドンドン、パッパッ、ドンパッパッ
応援合戦でクライマックス。色別対抗リレーが行われ…、
私は一人、戦国時代に取り残された。
あの燃え盛る本能寺…
改革の旗印、鬱金(うこん)染め金色の“永楽通宝”の旗がなぎ倒され、踏み付けられ…

大切な嫡男 信忠、それを守る斎藤道三 最後の子 利治とヤスケ。
さらに、小姓 蘭丸とその弟たちが打ち取られ…、
む…無念ッ。

ま、時代の流れには、あがなえないわな…。


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