ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

散華の如く~サルの、家来たち~

2013-12-19 | 散華の如く~天下出世の蝶~
本能寺の変…その後、
小堀も、目賀田も、主を明智様から鞍替え、
サルの手足となって、一族の存続を図った。
藤吉郎「御客人も、ささ、どうぞどうぞ、こちらへ」
わざわざ、城を魅せて、
手の内を、敵に見せて、
しかも、
このおしゃべりサルに、
城の案内を任すとは…。
帰蝶「…して、殿は?」
藤吉郎「パードレと、どこかへ行ってしまわれました」
目賀田「パードレ(伴天連)と?」
帰蝶「我が殿は、異国様式も取り入れておりまする故」
未だ、異人や、
異国に対し、宗教に対し、偏見が残る。
ヤスケに会うまで、私もそうであった。
だから、あまり言いたくなかった…が、
目賀田「我が主も、パードレを擁護しておられます」
帰蝶「え?」
目賀田「良いモノは良い、美しいモノは美しい…と」
異文化を取り入れた?
宣教師も受け入れた?
黒人宣教師も…も?
帰蝶「あの、明智様…が?」
殿と同じ考えとは、
俄に信じ難かった。
ただ、この時、
“誰を”また“何を”、
信ずれば良いのか、
全く読めなかった。