ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

母の懐

2011-06-12 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
義経「…」懐から池田のショールを取り出し「お前の教育、頼まれてんだ」と匠に見せた。
匠「フン」と鼻で笑って「相変わらず、甘ちゃん…だ」と肩をすくめた。
義経「ガッチャン、タクに刃研ぎを教えてやってくれ。志津さん、繭紡ぎ、お願いします」
志津「ふぅ…。次から次へと、問題降って湧いてくる野郎だねぇ」と、呆れた。
佐伯さん「頂上の社で、これ…」と真言を記した紙を渡し「それ(吼丸)に、巻け」
鞍馬「で…これ、供えて来い」とます寿司弁当の半分をくれた。
小角「じゃ、お前ら…」松尾と河合の首根っこ摘まんで「こっちで仕込み(蕎麦打ち)じゃ」
松尾「えぇ!俺らぁも!?」、河合「巻き添え食ってんじゃねぇか!!」
小角「後から蕎麦食わしてやるわい!黙って付いて来い!」と隣の部屋にしょっ引かれた。
義経「弁慶…」に、池田の蝶紋ショールをチラッと見せ「頼んだぞ」
弁慶「へいへい…」と脇の愛刀『岩透し』と背の弁慶七つ道具を外し、準備に取り掛かった。
義経「通過儀礼、行くぞ。義隆ッ」グイと腕を引っ張り、
義隆「は、はい…」いつになく怖い顔の父上を見て、チラッと「匠兄ちゃん…」を見た。
匠「…」まだ、そっぽ向いていた。
義隆「…」それが、能子ねぇちゃんと同じだ…、と思った。
義経一行が大人の階段登る通過儀礼をしている小一時間ほど前、酒田料亭の動物小屋では、
「どっこいしょ…」としゃがみ、大きな体を丸く縮めて、
基治さん「ダンダンダダンダンダダーン」とダースベイダーの効果音を小さく口ずさみながら、山羊のミルクちゃんの搾乳していた「ら?」後白河上皇から賜ったとされる義経の名馬 太夫黒(通称 太ちゃん)を堂々かっぱらう服部(呉服屋)に扮する池田君を発見した。
(ほほぉ…ん。反物王子の次は、名馬の王子様…)と搾乳の手を止め、身を潜めていた。すると、池田は、ポトッと、わらの上に能子の鈴守付巾着袋を落して行った。
彼らが去った後、それを拾い上げ、中身を見たら、
基治さん「鎮痛剤…」が入っていた。それを「ほほぉん」繁々眺め、巾着に戻した。
搾乳を終え、ミルクを人肌に温め「持ってきたぞ」と乙和と小枝にミルクを渡し、
乙和「ゴクロ」和菓子ちゃんと、小枝「…」コクンと山吹ちゃんに飲ませていた。
瑠璃姫「あの…乙和さん。小枝さんとのご関係は?」と毒の成分を調べながら、と訊ねた。
小枝「(ピクッ)」表情は見えないが、微かに、身を縮めた。
乙和「冷ちゃんのお母様の…」
冷泉院「母の…?」

意思と石

2011-06-12 | アクセサリー
池田が出て、斯波が出て、
その間を介する土岐がいて…、
平家 最大の武将が来る。

そろそろ、物語の意図が見えてきたかな…と思いながら、
物語の展開を考えています。
考えながら、指の運動です↓