■2013年5月5日(日)
■焼山北面台地ベース(1310m)6:45~焼山川左俣(1660m)7:34~焼山川右俣横断8:06~水無谷8:16~1787mピーク9:07~昼闇山(1840m)9:47~往路戻る~北面台地ベース11:45-12:37~アマナ平~九十九折~湯川内キャンプ場13:41
■同行メンバー:中隆
【概要】
昨夜は飲みすぎてしまった。
ゆっくり5時に起床して外を見ると予報どおりドピーカンの天気だ。
キムチ鍋の残り汁にうどん・ラーメン・もち・肉・野菜を入れた特製朝食を腹いっぱい食べて勇躍昼闇山に向かう。
ルートのポイントは雪庇の出ている焼山川右俣と左俣をどこで横断するかである。
前日の焼山の登りで偵察する限り、右俣の標高1500m付近で雪庇が切れている箇所があったが、思ったより谷は深く登りあげる斜面は急に感じた。
朝一番の硬い急斜面を登るのは嫌なので、谷が浅くなる標高1660mまで巻いてから難なく通過した。
150m程余計に登るが安全策ということで無難な選択かも。
硬い斜面をシールを付けたまま西へ西へとトラバース気味に進み、次は左俣の横断にとりかかる。
左俣は右俣ほど深くないが、側壁の雪が消えてどこもヤブの急斜面となっている。
一番浅い箇所を見つけてスキーを下に放り投げ、ブッシュにつかまりながらクライムダウンで何とかクリアした。
さらに西へ進み、ハーフパイプ状の水無谷源頭を渡る。
この辺は特に素晴らしい景観だ。
北面台地はトレースだらけだが、ここは誰もいない。自分達だけの世界。
水無谷から急斜面を一登りで昼闇山から東へ延びる尾根に取りつく。
尾根上の1787mピークに到達したところで休憩。
奥にそびえる山が目指す昼闇山。
この尾根は地形図をみてもよくわかるが、とても広くてゆったりとしている。
しかし北面の一ノ倉川源頭を覗きこむと、張り出した雪庇の下がズバッと切れ落ちており緊張感が走る。
多少のアップダウンがあるがシールを付けたままシャカシャカ進む。
あっさりと昼闇山頂に到着。
あいかわらず北側の雪庇の張り出しがすごい。
山頂から一ノ倉川へ落ちる、昨日のシュプールが付いていた。下部のゴルジュもなんとか通過できそう。
山頂からの展望1
雨飾山方面
山頂からの展望2
阿弥陀山、烏帽子岳、鉢山
山頂からの滑降はフィルムクラストの快適ザラメ。
1787mピークの登りでシールを付けたが、あとはザラメを満喫しながら楽しい滑りが続く。
尾根末端から水無谷に落ちる急斜面を滑る。
【おまけ】
ベースを撤収後、下山に入る。
アマナ平を通過したところで、前方を黒い大きな獣が横切った。
我々の存在を知らせるため口笛を吹いてから近づいてみた。
熊はこちらをチラ見しながら右手の斜面を悠然と登って行った。
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それにしても天気が良くて楽しかったです。
今シーズン最後が有終の美で飾れて良かったです。
来シーズンも美味しいお酒を飲みましょう。