山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

錫杖岳 前衛壁 1ルンゼ

2009-09-20 20:51:24 |  クライミング


秋晴れの天空にそびえ立つ錫杖岳

■平成21年9月20日(日)
■ルート: 中尾温泉口6:20~クリヤ谷登山道~錫杖沢~錫杖岳1ルンゼ取付8:40~終了点12:10~同ルート懸垂下降~取付14:00~中尾温泉口16:21
■同行メンバー:SK専務

秋の大型連休、2つのアルパインクライミングの計画を立てているが、その第1弾。
昨年7月は左方カンテを登ったが、今年は前衛壁の初登ルート、1ルンゼをSK専務と登攀した。

岩も硬く、難度もお手ごろ。秋晴れの中、快適なフリーを楽しむことができた。

松本を朝4時半に出発、中尾温泉口の無料駐車場は既に満車状態。奥に何とか押し込み、クリヤ谷登山口を出発する。
錫杖沢から踏み跡に入り、30分ほどで1ルンゼの取り付き点に直接出ることができた。

先行に1パーティ、4人組が登っていた。
準備をしていると、後から2人組が到着する。
あいさつを交わしてから我々も離陸開始。


1ピッチ目。(Ⅳ+ 専務リード)
凹角の左側のフェースを登る。
壁は見た目より立っていて、40mが長く感じる。

2ピッチ目(Ⅴ 私リード)
出だしの数メートルの細かいフェースが核心。
迷わずスリングをつかんで、A0で突破する。
あとは、傾斜の落ちたスラブを50mいっぱいに伸ばす。


3ピッチ目。(専務リード Ⅳ-)
スラブ状からカンテを直上


右側の立った壁がV字状岩壁

4ピッチ目(私リード Ⅲ)
ルンゼから簡単なスラブを左上
50m目目いっぱい伸ばす。

5ピッチ目(専務リード)
ルート図ではここから右の凹角のハングを人工で越えるラインとなっているが、我々は左側のフェースをフリーで登った。


6ピッチ目(私リード Ⅳ+)
最終ピッチ手前、スラブを直上してから浅い凹角を左上する。
先日買ったばかりのカム、BDキャメロットを適当に効かせながら快適に登る。

終了点で先行パーティーに追いつき、支点を共有させてもらう。


6ピッチをフォローで登る、専務。


この辺はなかなかの高度感が味わえる。

7ピッチ(専務リード Ⅳ)
チムニー状を大また開きで登り、終了点の草付横断バンドに到着。


懸垂下降開始。

4回の懸垂で取付きに戻ることができた。

コメント
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