高橋準日記

私の網膜とファインダーを通った光景と少しの言葉達の物語り。

ピンチのときの道具。

2011-01-30 17:45:38 | 日記
ずっと気に入って使っていたステッドラーのシャープペンシル。直にリュックに入れてしまったことがあり先が曲がってしまった。ペンチで直してしばらく使っていたのだが内部が真っ直ぐにはならず心がポキポキ折れてしまう。「あー、高かったけど買い換えなきゃかなー」と思ってた。ところが先日、西新宿で撮影がありそのときついでに世界堂に寄った。ダメもとで「このシャーペンの先だけ取り寄せ出来ますか?」と聞いたところカウンターから出てきました(ビックリ)!店員さんに「先だけ売っているんですね?」とたずねたところ「製図用のシャーペンは先が長く折れやすいので先だけで売ってるんです」とのこと。知らなかったー。聞いてみるもんですね。
カメラも文具もメンテナンスをしながらずっと使うのっていいよね。ずっと使っていると愛着もわくし、ピンチのとき道具が助けてくれるんだ。


痛み。

2011-01-28 07:05:37 | 日記
妻から勧められてた川上美映子の「ヘヴン」読み終える。途中暴力シーンがあるのだが痛そうで飛ばして読んでしまった。いつの頃からか痛そうなシーンは苦手になってしまった。映像だと割と大丈夫なのは職業柄なのだろうか?
昔、妻の友人(女性)と話している時、村上春樹著「ねじまき鳥クロニクル」の皮剥ぎボリスのシーンが痛そうで読めないと言ったら彼女は「そう?私は割と大丈夫だけどな。やっぱり女の人の方が痛みに対して強いのかも?」と言っていた。
痛みに対する感覚って性別や個人差でどれくらい違うものなのだろうか?肉体的な痛みには強くても、小説や映画のイメージの痛みには弱いと言う人もいるだろうし。

「ヘブン」は主人公と継母のやり取りがなんだか良かった。




銀座一丁目での出来事。

2011-01-27 08:12:14 | 日記
昨日は今年夏に行われる中之条ビエンナーレのオリエンテーションで知り合った田島さんのライブペインティングを観に行く。場所は銀座ギャラリー現。

田島さんは某精密機器メーカーの会社員でありながら美術家という面白い肩書を持つ人だ。ライブペインティングと聞くとただただ突っ走るというイメージだが田島さんの場合、途中修正を加えたり少し立ち止り思考してから続きを描いて行くというのが印象的だった。ペインティング中、絵の具をなめるしぐさも面白かった(絵の具は米糊と竹炭を混ぜたもので肝臓に良いらしい)。

ライブ後、田島さんを含め集まった作家の方たちと「三州屋」へ行く。僕は初めて行ったのだけれど刺身等大変おいしく、みんなも満足で良かった良かった。美術家が集まっただけあり美術談義に花が咲きました(ボイスの話とかね)。

田島鉄也さんのHPはこちら→http://www.te-tajima.com/

写真はライブペインティング後の田島さん。


寒い日の楽しみは。

2011-01-21 05:49:16 | 日記
遅くなりました。今年もよろしくお願いします。

寒い日が続いている。確か昨日は「大寒」。朝、駅までの道のりも寒い。そこでの楽しみは「メガネ拭き」だ。ある時、風邪を予防と思いマスクをして駅に向かったのだがメガネが曇ってくる。「あー」と思いメガネを拭いたのだがすごく綺麗になるのだ。それがその日からのちょっとした楽しみになっている。

視界がクリアーになると少し気分がすっとする。色々なものが少しは綺麗に見えてくる。以前も仕事が煮詰まった時などメガネを拭くことが結構あった。10代の頃はやたらとそういう時は水で顔を洗っていたっけ(笑)。

昨日、おとといと朝、別所さんのラジオを聴いていたら銀色夏生が出てた。初めて声を聴いた。妻から一度彼女の本を勧められたのだが身内の介護の話で途中挫折してしまった(笑)。ただ写真は作為がないというか銀色さん自身のコメントと良く合っていたように記憶している。

しばらくしたらまた読んでみようかな(写真集からにしよう)?