高見石小屋から白駒池への下山ルートは、やはり殆ど日の差すことのない樹林帯だった。
だが気持ちとしてはそれほど辟易することもなかった。
これも小屋の裏山から見下ろしたあの景色のおかげだろう。
池までは約30分程度、登山という程のレベルではないだけに、スニーカーで登ってくる人も多くすれ違った。
「池に着いたらゆっくり珈琲を飲みたい」
そう思いながらのんびりと下山。
やがて湖面らしき光の反射が木々の隙間からのぞき見ることができた。
畔に佇む「白駒荘」。
登山者だけでなく、観光目的で利用する人も多い。
その小屋の裏手に下りてきた。
紅葉も盛りとだけあって、むしろ観光者の方が目立った。
池の畔を目指して歩く。
皆カメラを手に歩いている。
「これを目にしちゃ誰もそうだよなぁ・・・」と納得するには十分すぎる美しさが広がっていた。
風はごく微風で湖面の波は殆ど無い。
雲も無くピーカンであることで、水面の青と空の碧とが実に美しいハーモニーを奏でていた。
そしてその青と碧との境界線を作るようにして伸びている緑と紅葉。
飽きることなく堪能することができた。
少し歩いただけでまた違った風景を愛でることができた。
同じポイントからでも、ちょっと角度を変えただけでまた違う景色にも見えてくる。
この辺りにしようと思い、ザックからバーナーを取り出しお湯を沸かし始めた。
今日はこの時のためにと思い、スティックタイプのインスタントではなく、ドリップ珈琲も用意してきた。
天候に恵まれたこともあり、美しい景色を眺めながらの珈琲ブレイクは実に贅沢なひとときだった。
「おいしそうですね。いい香りがしてきますよ。」
と嬉しい言葉を掛けてくれた方もいた。
そんなこともあり、煙草を吸いたかったがここでは我慢した(笑)。
珈琲を飲み終え駐車場へと向かったが、その途中でもシャッターチャンスと思えるポイントがあった。
紅葉をより間近に感じることができる。
そして以前に訪れた時に知ったお気に入りの場所。
ごく小さな休憩用の小屋になっており、ここから眺める風景が忘れられなかった。
自分が山に持って行くのはコンパクトデジカメ。
自分に知識と技術と一眼レフカメラがあれば、もっと素晴らしい景色を撮ることができるんだろうなぁと思いながら畔を後にした。
今回の山行は、ごく軽めの北八ヶ岳縦走。
縦走と言える程のものではないかも知れないが、飽きる程の樹林帯も今となっては良い思い出となっている。
年に一度くらいは、時季限定ならではの紅葉目的の登山もかえってリフレッシュになってくれた。
だが気持ちとしてはそれほど辟易することもなかった。
これも小屋の裏山から見下ろしたあの景色のおかげだろう。
池までは約30分程度、登山という程のレベルではないだけに、スニーカーで登ってくる人も多くすれ違った。
「池に着いたらゆっくり珈琲を飲みたい」
そう思いながらのんびりと下山。
やがて湖面らしき光の反射が木々の隙間からのぞき見ることができた。
畔に佇む「白駒荘」。
登山者だけでなく、観光目的で利用する人も多い。
その小屋の裏手に下りてきた。
紅葉も盛りとだけあって、むしろ観光者の方が目立った。
池の畔を目指して歩く。
皆カメラを手に歩いている。
「これを目にしちゃ誰もそうだよなぁ・・・」と納得するには十分すぎる美しさが広がっていた。
風はごく微風で湖面の波は殆ど無い。
雲も無くピーカンであることで、水面の青と空の碧とが実に美しいハーモニーを奏でていた。
そしてその青と碧との境界線を作るようにして伸びている緑と紅葉。
飽きることなく堪能することができた。
少し歩いただけでまた違った風景を愛でることができた。
同じポイントからでも、ちょっと角度を変えただけでまた違う景色にも見えてくる。
この辺りにしようと思い、ザックからバーナーを取り出しお湯を沸かし始めた。
今日はこの時のためにと思い、スティックタイプのインスタントではなく、ドリップ珈琲も用意してきた。
天候に恵まれたこともあり、美しい景色を眺めながらの珈琲ブレイクは実に贅沢なひとときだった。
「おいしそうですね。いい香りがしてきますよ。」
と嬉しい言葉を掛けてくれた方もいた。
そんなこともあり、煙草を吸いたかったがここでは我慢した(笑)。
珈琲を飲み終え駐車場へと向かったが、その途中でもシャッターチャンスと思えるポイントがあった。
紅葉をより間近に感じることができる。
そして以前に訪れた時に知ったお気に入りの場所。
ごく小さな休憩用の小屋になっており、ここから眺める風景が忘れられなかった。
自分が山に持って行くのはコンパクトデジカメ。
自分に知識と技術と一眼レフカメラがあれば、もっと素晴らしい景色を撮ることができるんだろうなぁと思いながら畔を後にした。
今回の山行は、ごく軽めの北八ヶ岳縦走。
縦走と言える程のものではないかも知れないが、飽きる程の樹林帯も今となっては良い思い出となっている。
年に一度くらいは、時季限定ならではの紅葉目的の登山もかえってリフレッシュになってくれた。