別冊「バビル2世」マガジン

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祝ッ!第1巻刊行「星のとりで」

2017-07-02 21:12:55 | コミック作品
隔月刊「WINGS」誌連載中の「星のとりで~箱館新戦記」第1巻、ついに刊行です。
作者は、あの!「マンガ日本史・土方歳三」(2010年)を手掛けた碧也(あおまた)ぴんく先生です。

(これ↑です)

まずは表紙です。表紙イラストなんです。冒頭の1枚をご覧ください。

どうよこれーッ!!(絶叫)

も、これだけでごはん大盛3杯いけます~

この第1巻は5話分が収録されています。
まず、市村鉄之助たち少年隊士が新選組に入隊する場面のあと、ほどなく戊辰戦争が始まってしまいます。その後、会津から仙台と流れて、旧幕府脱走軍(榎本艦隊)に合流してのち、ついに蝦夷地上陸。二手に分かれて箱館を目指す─ということろまで、です。
ちょっと驚いたのは、ですね。蝦夷地に渡って戦い続けるため、便宜的に新選組に入隊した唐津藩御曹司・三好胖(みよし・ゆたか)のエピソードが、かなり入念に描かれているんですね。三好胖がコミック作品に登場するのは初めて、では?小説でも、わりとあっさり描写が多いような気がします。
確かに三好胖は17歳(イマドキふうに言えば高校1年生)なので、少年隊士たちと語り合う場面は「それ、あるわぁ」でございます。
(史実を知ってる身からすると、この後がちょっと切ない・・・)

巻末の参考文献を見て、さらに驚きました。1ページまるまる、ちっさい字で三行にわたって文献名が
おなじみの新人物往来社の書籍や、北海道民にはおなじみのノンフィクション作家・合田一道さんの著作とか、すごいよ碧也センセイ!
つまり、物語を支える背骨を、徹底的に史実で構築しているんですね。これですよこれ。私は、こういう箱館戦争の物語を読みたかったのです。

ところで、もひとつ巻末に作者の言葉(っていうか)がありまして、この作品は3部構成の予定だそうです。
現在は、もちろん第1部ですが、語り手は市村鉄之助です。彼の目線からの物語になっています。
この後、第2部は土方歳三の側近(安富才助や相馬主計など)、そして第3部が土方歳三本人が語り手、なんですと

碧也ぴんく先生、くれぐれもご自愛の上、作品完成まで突っ走ってくださいますよう、心より願っております。

で、第2巻は・・・早くて来年春ですか・・・待つのがつら・・・いえ、何でもありません


~余談~
表紙カバーを外してみましょう。
・・・アカン、コレもうたまらんっス

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アンゴルモア、お好きでしたっけ? (早太郎)
2017-07-02 21:57:30
「アンゴルモア」も来年アニメ化だそうですね。
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なっ、何ですと~?! (一人虫)
2017-07-03 21:04:25
早太郎さん、いつもいつも情報ありがとうございます。
さっそくググってみましたらば・・・そええぇ~
うわ~総天然色だぁ!コレは楽しみです。

あ、正解するカドカワさんですか・・・
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