(266) ヌートリア 

2011-06-10 | Weblog
 

 

 

ジョギングコースを変えて今日は河川敷に行きました
今にも雨が降ってきそうな空模様でしたが、風は涼しくてとても気持ちよかったです。
遠い視線の先に立ち並ぶビルは梅田(大阪)です。
大阪駅もずいぶんと改装がなされ、(以前ブログにも載せましたね)
更に都会らしくなりました。


河川の近くを歩いていると、川に浮いた空き缶やペットボトル、
色んなゴミが投げ込まれていました。
流れ着いたのかもしれません。
大阪が汚い街だと思われたくないものですが、
街の中心ばかりを綺麗にするのではなくて、
川を綺麗にしたり、自然を大切にする事こそ
大切なのでは、と思えてなりません。




覗き込んでいると、ゴミ溜めの中に
なにかいました...





わかりますか?

しばらくじっと眺めていたら、
なぜかだんだん私の方へ近寄ってきました












撮影の限界...  怖くて逃げました。




一体何なんだろうとその時は驚きましたが、
「ヌートリア」っていう特定外来生物だそうです。
(看板がありました。)



(でも私が見た時は、草をムシャムシャ食べていました。)

外来生物は厄介扱いされていますが、
それでもこんなゴミ溜めの中で生きてる事が、本当に可哀想だと思いました。

ヌートリアについてちょっと調べてみると、
そもそも日本には1907年に上野動物園に初めて輸入されて
第二次世界大戦中は軍用の毛皮獣として、防寒用の毛皮を採り、
肉は食用とするために多数飼育されたものの、
大戦が終わると需要がなくなり、放逐されたりされたりしたみたいです。
生き残ったものが野生化し、各地で生息しているようですね。

これも全く、人間の勝手でこのようになってしまっているのですね。


私が逃げると、あっさりと背を向けて
また川に戻っていきました。
餌がもらえると思ったのかもしれませんね。



 






そのまま、また歩き続ける先には、
更に近代化を目指す大阪が見えます。
新しいビルを建て、
新しい世の中を作っていく事ばかりです。
いらなくなったゴミや、
生き物たちはどうなるのでしょう。


最新の画像もっと見る